2017年06月21日Wed [06:06] 中国  

現代中国経営者列伝

現代中国経営者列伝 (星海社新書)現代中国経営者列伝 (星海社新書)
高口 康太

講談社 2017-04-26
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ちょっと「島耕作的」に定番過ぎるような選定だけど、新書の性格上、レノボやハイアールから始めなくてはならんか。中国のこの手の伝記は先行して存在した香港や台湾のそれに影響を受けたものかと思うのだが、教条主義的な英雄譚ではなく、それ自体が企業PRとしての機能を持つ様な物語構成なのだろう。天安門事件も書けないというが、それも「忖度」の話であって、読めばそのことかと分かる様にはなっているのではなかろうか。文革は書けても、もう世代的に関係なくなってきており、改革開放も含め、時代背景とは別に今の読者が自身の設計図を準える様な形で「励志書籍」は描かれているのだろう。ただ、現実問題としてはメーカーは無論、ITも黎明期ではなく、アイデアと実行力で成功を掴むなどいう夢は抱きにくくなっているのかもしれない。

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2017年06月21日Wed [05:29] 米国  

ボブ・ディラン語録

51PKmJuQ_FL._SX337_BO1,204,203,200_ボブ・ディラン語録―静寂なる魂の言葉 (カリスマの言葉シリーズ)
ジョー横溝

セブン&アイ出版 2016-12-31
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ボブ・ディラン語録は山と出ているんだろうが、ノーベル文学賞関係か。セブン&アイ出版というのも知らんかったが、セブンイレブンで売っているのか。カバーも付いて本体680円ならまあまあ。ナナコポイントの有効期限が切れる日なら買っても良い。本人がこの本の存在を知っているはずもないし、承諾もしないだろうが、歌詞ではなく、既出インタビューの抜粋だと引用だけで済むのかな。

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元ドイツ情報局員が明かす 不愉快な相手を手なずける技術元ドイツ情報局員が明かす 不愉快な相手を手なずける技術
レオ・マルティン シドラ 房子

CCCメディアハウス 2016-10-27
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ベストセラー第3弾なんだな。ビジネス本なのだろうか。自己啓発ものでも無いようだが、「元ドイツ情報局員」という肩書きはドイツでどの程度のものなのだろうか。日本の「元グリーンベレー」などよりは重みがあるのか。翻訳のせいかもしれんが、流れがよく分からんかった。この著者の情報提供者はロシア人らしいのだが、仕事は政治関係ではなく、マフィアの方か。ただ、ドイツは長年分断国家で「自国民」が「敵国民」であるという状態にいた訳だし、その辺の情報機関は伝統があるのだろう。フランスやイギリスのテロ対策より優れているのかどうかは分からんが、発生を未然に防いでいる部分はあると思う。

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2017年06月21日Wed [05:09] ヨーロッパ  

移動がつくる東中欧・バルカン史

移動がつくる東中欧・バルカン史移動がつくる東中欧・バルカン史
山本 明代

刀水書房 2017-03-05
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ハンガリーのバルカン研究所と日本の東欧研究者による共同研究らしい。シンポやワークショップは名古屋市立大で半分以上開催されており、大学や学術振興会からカネが出ているとのこと。ハンガリー自国と東欧の研究を日本と一緒にやる理由は無いので、日本側の主導なのかもしれん。ハンガリー人研究者も何回も来日したものの、日本との関係史でもなんでもないので、異なる文化だと思ったが、素晴らしい思い出ですとか言っている。もちろん日本とハンガリーは同じアジア人などとは思ってもみないのだが、ハンガリーとスロバキアの住民交換策などは日本と北朝鮮の「帰国事業」とか引き揚げと比較したら面白かったかもしれん。住民交換事業で真っ先に思い浮かぶにはトルコとギリシャのそれだが、バルカンや中欧の入り組んだ民族構成の国ではわりと多く事例がある様だ。インドとパキスタンみたいに流血を伴ったものもあるが、チェコスロバキアはハンガリー領内のスロバキア系を移住させる為にハンガリー国内で宣伝戦を展開し、スロバキア共和国内の特定の地域に移住させる計画をしたらしい。ハンガリーが経済的に厳しい状態だった為にスロバキアに移った人たちも多かったが、来てみたら、「地上の楽園」ではなかったので、再びハンガリーに戻った人たちも少なくなかったのだとか。

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2017年06月20日Tue [05:37] 米国  

日米対等

日米対等 トランプで変わる日本の国防・外交・経済(祥伝社新書)日米対等 トランプで変わる日本の国防・外交・経済(祥伝社新書)
藤井 厳喜

祥伝社 2017-02-02
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トランプ勝利的中だけで何冊書いてるんだとも思うのだが、米軍が負担減と日本の国防力増強は相関関係になるから、対等にはならんとしても、保守の側には都合は良いか。本来なら対米従属を批判している左派もその点では同調すべきなのだろうが、自主防衛を否定するなら、結果的に対米従属から対中従属にシフトせよという風になるので、亡国ということになる。問題はトランプが米軍のプレゼンスというものに関心を持っていないというところで、それこそ米軍の負担減になるなら、太平洋をニ分割することに同意してしまうのかもしれん。

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2017年06月20日Tue [05:27] 中国  

21世紀資本主義世界のフロンティア

21世紀資本主義世界のフロンティア: 経済・環境・文化・言語による重層的分析21世紀資本主義世界のフロンティア: 経済・環境・文化・言語による重層的分析
五味 久壽 元木 靖 苑 志佳 北原 克宣

批評社 2017-04-10
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何か掴みどころがない論集だな。立正大経済学部教員だけで作ってしまったものだから、統一したテーマが機能しないのだろうけど、元々、中国がテーマだったのだろうか。中国人らしき人は二人だが、一人は教員ではなく、立正の院出というだけか。立正は宗教なら分かるが、仏教系の経済学部でマル経をやっている人がいるんだな。日本の大学には歴史学部が無いという批判もあるのだが、文学部の史学科というのは本来妙なものなのだろうか。ウィキによると歴史学部を置くのは佛教大学だけとあるので、その辺を意識しているのかもしれん。

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2017年06月20日Tue [05:13] 昭和萌え映画  

春らんまん

映画
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文芸座
監督:千葉泰樹 1968

高橋紀子イイな。寺田濃と結婚して引退し、還暦離婚したのか。ちょっと気になる。

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2017年06月20日Tue [05:00] 昭和萌え映画  

香港の夜

映画
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文芸座
監督:千葉泰樹 1961

そうだろうと思ったが、北京語か。広東語台詞は「唔識聴」の一つのみ。まあ香港側としても、日本人を愛する中国人女を他者化できるか。マカオが田舎だった。

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2017年06月19日Mon [04:02] 東アジア  

検証危機の25年

検証 危機の25年検証 危機の25年
勝股 秀通

並木書房 2017-02-15
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読売の元編集委員だそうだが、民間人初の防衛大修士らしい。現在は話題の新聞記者天下り身分だが、日大危機管理学部教授なので、専門修士号持ちだから妥当ではあるか。しかし、そんな学部があるとは知らんかった。日大は昔から警察には強いけど、警備会社とかにも就職できそうだな。読売の人だったので、朝日などの「空想平和主義」批判はできるか。空想平和主義もソ連が終わって、中国が引き継いだ形だが、もはや世論はついていかないから、安全保障議論も昔ほどタブーではなくなった。北朝鮮の核が到達するまで10分という時間で、迎撃ミサイルで撃墜できるのかというのは疑問であるのだが、それも日本ではなく、米国向けであったら撃墜できないとなると、確実に迎撃できるのは日本上空に入ってからなのか。そうなると1分もなかろうな。その辺は集団的自衛権の議論になるが、地下鉄の駅員に抗議しろとか言っている連中の空想平和脳で核ミサイル止められるんかな。

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2017年06月19日Mon [03:15] 米国  

ハーバードで喝采された日本の「強み」

ハーバードで喝采された日本の「強み」ハーバードで喝采された日本の「強み」
山口 真由

扶桑社 2017-02-26
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ハーバードの日本ものも定番になってきたが、日本は人気と日本眼中なしと両方あるな。どちらも両極端なので、日本に興味ある奴もいれば、そうでない人もいるというのが正解なのだろうが、これも扶桑社だけど、日本が喝采されたというか、この著者が最優秀のアスタリスク付きHを獲って喝采を受けたといった感じ。まあアメリカだって曖昧なところがない訳でもなく、白か黒か決めない日本に強みもあるかもしれんが、弱みもあることは事実なので、日本がそれで喝采されるということもなかろう。

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2017年06月19日Mon [02:56] スウェーデン  

カール・ラーション 

カール・ラーション スウェーデンの暮らしと愛の情景 (ToBi selection)カール・ラーション スウェーデンの暮らしと愛の情景 (ToBi selection)
荒屋鋪 透

東京美術 2016-11-11
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スウェーデンの国民画家らしい。19世紀の人なので、パリ行きなのだが、現代風イラストっぽいな。ジャポニズムの影響は当時の画家であるから、珍しいことではないのだが、「日本は芸術家としての私の故郷である。この地球上で、本物の芸術家といえるのは、ただ日本人だけである」とまで言っていたらしい。ラーションも生前に自分が日本で知られていると認識はしていたそうで、日本に紹介したのは白樺派だったとのこと。

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2017年06月18日Sun [05:25] 東アジア  

アジアの思想史脈

アジアの思想史脈 (近現代アジアをめぐる思想連鎖)アジアの思想史脈 (近現代アジアをめぐる思想連鎖)
山室信一

人文書院 2017-05-01
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昨日読んだのの片割れ。共に350ページクラスだから、結構キツイ。熊本話に宮崎滔天が出てこなかったなと思ったら、こっちにまとめてあったのか。今日の1冊目と違って、こちらの滔天説はマトモ。安重根も相対的である。山室は証言者は記憶を作ったり、都合の良い様に改竄したりするので、インタビューを論文には使わないという。被害者の証言が真実というのは活動家であって、ライターでも研究者でも無い。証言はオーラル・ヒストリーという分野で区別して扱う必要はあろう。

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