教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか? (SB新書)教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか? (SB新書)
石 平

SBクリエイティブ 2017-08-05
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これもまた随分と飛ばしたタイトルだな。ソフトバンクか「嫌韓本」は出さないけど、「反中本」は出す。人民解放軍に占領された日本は村上春樹も夢想したくらいだから、日本人の多くに次に占領されるとしたら中国であるだろうという憶測があることは否定できん。その場合、米国のそれと較べて、過酷なものになるであろうことから、米中の二者択一であれば、米国隷属を選ぶというのが妥当なところ。軍事侵攻以外の「和平演変」で中国が日本を支配する可能性として、中国人人口が増大し、選挙権を行使する様になる、土地の多くが中国人の手に渡る。といったところが上げられているのだが、外国人参政権が与えられるとしても、果たして中国共産党に支配された日本を当の在日中国人たちが望むのかという疑問は生ずる。それならば、外国に移民した意味が無いのではないのかということになってしまわんかな。

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ナゾの国 おどろきの国 でも気になる国 日本―中国人ブロガー22人の「ありのまま」体験記ナゾの国 おどろきの国 でも気になる国 日本―中国人ブロガー22人の「ありのまま」体験記
中国人気ブロガー招へいプロジェクトチーム

日本僑報社 2017-03-09
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笹川財団が中国人アルファブロガーを日本に招待しての報告記。中国青年報の記者とかも入っているので、日本僑報社の中の人も最初から絡んでいるのかもしれない。共産党の役人呼ぶよりは遥かに建設的であるし、大分前からその種の提言は多かったのだが、笹川ジュニアの1人の功績みたいになっていてキモい。中国でこうした旅行は「商売」というのが常識なので、日本財団がそれなりの支出はしたのだろう。中国のアルファブロガーとなれば、プライベートジェットの自前旅行でも来れそうである。ただ、ちゃんと読ませる事を書いている人が多いのはさすがである。日本を過小評価せず、中国が日本を全ての面で圧倒するようになれば日本は強いものには平伏すので、歴史認識も領土問題も解決するといったところが基本なのだが、それはそれで中国人の一般認識であるとは言えよう。

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2018年02月01日Thu [04:21] 中国  

毛沢東、周恩来と溥儀

毛沢東、周恩来と溥儀毛沢東、周恩来と溥儀
王 慶祥 松田 徹

科学出版社東京 2017-11-11
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中国に於ける溥儀研究の権威らしい。ということで、あくまで公式史観によるものである。科学出版東京は日本僑報社とは違って、政治的なものを積極的に出している訳ではないのだが、今の時代だと、これでは岩波や明石でも厳しいかもしれん。如何に溥儀の人間改造に成功したかを誇るという趣旨は中国国内でもエンタメとしてはどうかな。人間改造が進歩主義だと捉えている日本の「リベラル」界隈には受け入れられるかもしれんが。とはいえ、文革や反右派をスルーという訳にはいかなくはなっている(原著は胡錦濤時代)ので、溥儀が闘争に駆り出される場面もある。周恩来死去時の天安門事件はスルーだが、毛沢東はオマケで、周恩来称揚本である。溥儀が如何に「外国客人」の広告塔にされたかもよく分かるのだが、日本にもソ連にも媚を売った溥儀は中共に逆らうなどという風にはならんので、別に改造するまでもない。

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2018年01月31日Wed [04:02] 中国  

戦争がイヤなら憲法を変えなさい

戦争がイヤなら 憲法を変えなさい戦争がイヤなら 憲法を変えなさい
古森義久

飛鳥新社 2017-07-28
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最後の方に持論の憲法改正は出てくるのだが、大部分は中国の軍事力に如何に米国は対応するのかといった話。中国脅威論よりも憲法改正の方が売れるんかな。米国という抑止力はトランプ就任以来、ますます当てにならぬくななってきたが、その上で、戦争がイヤなら憲法改正で、自前の抑止力を構築しなさいということか。力の空白論が否定できないのは、前例があるからであるのだが、中国はまずは日本に問題の所在を認めさせた上でないと、行動の正統性は担保されない。領土問題が存在することを認め、中国と協議をというのがそれだが、沖縄独立運動を含め、既成事実の積み重ねは将来的な戦争準備であるとは言えるか。

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2018年01月30日Tue [02:28] 中国  

日中戦争開戦八〇年

nittyuu.jpg日中戦争開戦八〇年 (年報・日本現代史)
「年報日本現代史」編集委員会

現代史料出版 2017-06-01
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ロシア革命100周年も盛り上がらなかったが、日中戦争開戦80年は気が付かれもしなかったという感じだな。中国では何か記念行事があったのだろうけど、年中やっているから、最初からオワコンっぽい。これも単行本の形なのだけど、実は「年報日本現代史」というものみたいで、本題の論集以外に当番なのか豊下楢彦の研究エッセイがあったり、書評があったりしている。原稿募集もしていて、掲載分も応募の分なのかな。豊田と吉田裕以外はよく知らん。スタンスとしては左派になるんだろうけど、日本史学会としてはスタンダードだとも言える。軍事精神医療を取り上げたものがちょっと興味深い。国府台病院だと、精神分裂病が41%なのだが、新発田陸軍病院だと、神経衰弱が42%。精神病のカテゴリーはよく知らないのだが、梅毒精神病というのがあるな。

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月30万以上を確実に稼ぐ!  メルカリで中国輸入→転売実践講座月30万以上を確実に稼ぐ! メルカリで中国輸入→転売実践講座
阿部悠人

秀和システム 2017-05-18
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実際に機能するのかどうか分からんが、この種の本を出せば赤字にはならないということは分かった。中国は仕入れ、売りはメルカリだから、理論上は苦労は無いのだが、メルカリで売れる中国商品は写真映えするブツということだね。偽ブラは支障が出るが、疑似ならOKなのかな。よく知らんのだが、メルカリは業者が中心なのか。「月30万以上」は副業アリバイフレーズなんだろうか。

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2018年01月27日Sat [04:43] 中国  

逃げ切る力

逃げ切る力 逆境を生かす考え方逃げ切る力 逆境を生かす考え方
馬 英華

日本経済新聞出版社 2017-12-02
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東京エレベーター社長で、中国ビジネスのコンサルもしているらしい。エレベーター保守業の方は中国とは全然関係仕事なのか。ちょっと驚いたのが、最初から母親をディスっていること。中国人ものは大抵、孝行話で、親がどれだけ素晴らしいを滔々と語るのがお約束なのだが、この手のパターンは初めてかもしれん。後でフォローがあるのかと思ったのだが、結局、来日するまで、カネを貸してくれず雲隠れしたとか非難していて、その後どうなったのか気になる。まだご存命なのだろうか。先祖はモンゴル族というが、大連生まれで民族識別は漢族みたいだから、それとは関係なかろう。まあ中国人といっても、実際は皆が親子関係が良いという訳でもないのだけど、日本語とはいえ、本にここまで書くのは珍しい。まあ、実の母親に早く死ねとか言われれば思春期の娘は傷つくではあろう。で、もってイジメの体験もかなり書いていて、同級生や先生もディスりまくりである。中国にはイジメなど無いという輩もいるから、正直で良いと思うが、自分が弁護士となって帰郷したら、イジメられた相手が屋台でりんごを売ってた。見返してやったとかというのは嫌らしい。てな感じで、中国人としては異色の自伝なのだが、後半に日本で差別される話も出てくるから、そのバランスという意味もあったか。というか、このタイトル、サブタイにしても、インパクトのある物語にしなくてはならないという気合が入った結果なのかもしれん。

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2018年01月26日Fri [02:57] 中国  

甲骨文の話 

甲骨文の話 (あじあブックス)甲骨文の話 (あじあブックス)
松丸道雄

大修館書店 2017-07-07
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1934年生まれの著者。書き下ろしではなく、だいぶ古いものや、講演採録なども混じっている。甲骨文テキストという意図があった様だが、甲骨文が文字通り甲骨で書かれた(彫られた)ものということも知らんかったトーシロにはピンと来ない。ただ、いきなり彫っても、失敗するだろうから、大抵は先に墨で下書きがされているらしく、要は墨があったが、紙が無かった時代ということか。甲骨文は彝族文字という説があるというのは初めて知ったのだが、著者は否定的である。彝語は現在、ロロ文字が正字だが、何となく似ていないでもない。

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2018年01月25日Thu [03:05] 中国  

活中論

活中論 巨大化&混迷化の中国と日本のチャンス活中論 巨大化&混迷化の中国と日本のチャンス
近藤 大介

講談社 2017-02-22
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社員だから、講談社は出すんだろうけど、中国と同盟を組めとかほざいていた勢いがトーンダウンしているな。習近平になってから、団派系日本人は行き場を失った感もあるのだが、大メディア社員が遠藤誉みたいな真似ができるはずもない。せいぜい李克強アゲが関の山である。トランプはアジアから米軍を撤退させ、中国に委ねるという予測は外れているけど、日本の用中論は結局のところ、経済一本しかないんだから、その線を守って、政治とリンクさせることを可能な限り避けるべきだろう。中国と組んで、米国を牽制するとか、北朝鮮を何とかするといった邪なことは考えるだけで無駄。

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2018年01月19日Fri [05:27] 中国  

中国バブルはなぜつぶれないのか

中国バブルはなぜつぶれないのか中国バブルはなぜつぶれないのか
朱 寧 森山 文那生

日本経済新聞出版社 2017-07-26
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私が日経を購読していた時代は日経の中国バブル煽り全盛であったのだが、その後、日本のバブル崩壊暗黒期の恐怖が蘇ったのか、徐々に修正を掛けてきて、後で批判の矢面に経たぬよう準備を整えたのだけど、一向に中国バブルが崩壊しないものだから、こんな本を出してお茶を濁した感じである。在米の中国人学者だそうだが、英語版からの訳出。中文版は中信出版集団だから本国でも出ているというか、公認のものなのだな。本題を一言で言ってしまえば、「大きすぎてつぶせない」ということで、要は中国バブルは崩壊しないから、このまま投資を続けてくれという訳なのだが、親方日の丸、昔風に言えば鉄飯碗を米国の市場界隈に承認を求めたもの。日本のバブルが崩壊したのは米国の陰謀という説を中国が信じているかどうかはともかく、その辺の「歴史に学ぶ」姿勢は抜かりはないのだろう。ともすれば、中国バブルが崩壊するには政府が崩壊しなくてはならないという前提条件が付く訳で、所謂「中国崩壊論」と一致することになる。このままの成長率が続けば、10年以内に米国経済を凌駕することになるのだが、その時に米国が日本の様に無策であるという保証はない。でもって、中国も日本を抜いた後の様に、軍事的挑戦を加速させる圧力が国内的に高まるだろうし、そうなると、「台湾解放」のリスクを引き受ける自信に満ち溢れることだろう。その時のテストとして選ばれるのがほぼノーリスクと捉えられるであろう尖閣奪取になるのかもしれん。

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2018年01月16日Tue [05:39] 中国  

松花江を越えて

松花江(スンガリー)を越えて 少年の見た満洲引き揚げの記録〈1945~46〉松花江(スンガリー)を越えて 少年の見た満洲引き揚げの記録〈1945~46〉
山本直哉

信濃毎日新聞社 2017-01-13
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記録ではあるが、実際は文学の表現を試みたというのは結局、小説ってことなのか。そうでないと、ここまで詳細に綴れるはずもないだろうし、記録もあくまで自身の体験ではなく、伝説に「インスパイア」されたものなのだろう。長野の高校を定年退職後に中国で日本語外教、その後は懸賞小説に応募する作家に専念とのこと。ソ連兵の非道は数多の作品通りだが、これが「女性の人権」の為に声を上げることになるのかどうかは分からん。中国や韓国で政治利用されているのと同じとは言わんが、実際に戦後何十年も体験者が声を上げなかったことの重みというのも考える必要はあろう。当時子どもだった見聞者にはそうした柵はないのではろうが。ソ連の強姦、時計、日本の「身代わり」といった定番話以外に、中国人の子ども人買い、誘拐の話も。ソ連の神話は崩壊したが、中国の残留孤児神話は当事者の子孫が中国化している以上、なかなか崩せないか。

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2018年01月14日Sun [05:13] 中国  

新中国環境政策講義

9784411040312 (1)新中国環境政策講義―現地の感覚で見た政策原理
大和田 滝惠

駿河台出版社 2017-04-01
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よく分からんが、当局あ発令した環境政策を翻訳解説したものなんかな。と思ったら、中国の学者は当局と近いので、学者の書いたものを読めばそのまま政府の政策が分かるるといった身も蓋もない事が買いてあった。てな訳で、政府広報というか大本営発表みたいなものなのだが、報道特集で解説の人が言ってた通り、中央は環境政策をマジで取り組んでいるのだが、地方は財源第一なので、親中TBSに報道させるなど、国内外にリークして地方をに圧力かけている段階か。大都市は公害対策しないと持たないが、地方では人が多少死んだところで、カネが無くなる訳でもない。政府の美辞麗句も掛け声もチェックしないといかんが、リアルで役に立つものではないか。

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