2017年06月09日Fri [05:15] 中国  

乱流 

乱流 米中日安全保障三国志乱流 米中日安全保障三国志
秋田 浩之

日本経済新聞出版社 2016-09-02
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福建時代の習近平が著者に「日本人が好きだ」と言ったというのは今にしてみれば衝撃的でさえあるのだが、世代的にも、その経歴的にもそれが本音である可能性は十分あるか。王毅が対日強硬発言を繰り返しているのとは訳が違うが、反日コスプレは中国のTPOではある。それは米国に対しても同様かと思われるが、逆に言えば、日本も中国に対して同様である時代に入ったことを中国としても理解しやすいであろう。岸田が安倍と盟友であるのと違って、王毅は習近平に会える存在ではないということは中国外交のが内政の枠内に留まり、国際舞台で下手なアピールを繰り返す要因でもあるのだが、同じ中央の支配下とはいえ、軍は外交よりずっと上の存在である。習近平が唯一配慮するのが軍ということになるが、中国が軍拡に踏み切らざるを得ないのもその辺か。ある意味、帝国日本の天皇と軍の関係に似たところがあるが、習近平が軍の暴走をコントロールし切れなかったものの、民心はコントロールした天皇を意識しているのは確かだろう。

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2017年06月08日Thu [04:24] 中国  

皮影

9784907051198.jpg皮影(かげえ)―伝統芸術影絵の世界 (中国無形文化遺産の美)
関 紅 王 海霞

科学出版社東京 2017-05
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今日もこのシリーズ。あと何冊出るんだろう。皮影と書いてかげえと読むのか。皮であって、紙ではない。牛が多いが、中にはロバ皮なんてのも。皮は紙よりは持つだろうが、せいぜい清代まで。現代や民国のもある。影絵芝居で有名なのはインドネシアとかだが、元祖は中国なのだろうか。


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2017年06月07日Wed [04:22] 中国  

仮面と臉譜

仮面と臉譜―その形と様式の系譜 (中国無形文化遺産の美)仮面と臉譜―その形と様式の系譜 (中国無形文化遺産の美)
王 海霞

科学出版社東京 2016-10
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科学出版社東京の「中国無形文化遺産の美」シリーズ。定価4800円も付けてたのか。原著の定価は分からんが、最近は中国も本が高いみたいだから、それなりの値段してるのかな。1000円にしても一般には売れないだろうから、これで良いのかもしれんが、中国もソフトパワー戦略とか言っても、こういうのはシビアだな。半分以上は少数民族のだけど、無形文化遺産はその辺も戦略か。

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2017年06月04日Sun [04:49] 中国  

「ポスト爆買い」時代のインバウンド戦略

「ポスト爆買い」時代のインバウンド戦略~日本人が知らない外国人観光客の本音~「ポスト爆買い」時代のインバウンド戦略~日本人が知らない外国人観光客の本音~
中村 正人

扶桑社 2017-03-08
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インバウンド評論家なんていう人が出てきたのか。昔いた「夕焼け評論家」は今も仕事があるのか分からんが、インバウンド評論家は当分の間仕事に困ることは無いか。この本もハルビン視察中に書いたものらしい。早速、中国と組んだのかな。観光競争力で日本が世界トップ10入りしたとは知らんかったが、スウェーデンとかドイツが上位を占めているのは何が評価されているんだ。英語力とかかな。池袋のびっくりガードの角にあるラーメン屋はもう10年以上は常に行列しているのを見ているが、新宿店の方は一切行列が無いのか。昔は香港人だったのだろうが、今は大陸の人が多いのだろうか。観光客に限っては池袋が香港、新宿が大陸と棲み分けがされている風もあるのだが、北口の中国人が射殺されたサクラ・ホテル周辺などはプチ・カオサンっぽくなっている。アジア圏以外の旅行者は10%にも満たないとのことだが、明らかに西洋系が多くなっている。円安だけでは説明が付かないのだろうが、コスト的にも他のアジア都市と比較優位性が出てきているのだろう。

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2017年06月02日Fri [05:45] 中国  

日中漂流

日中漂流――グローバル・パワーはどこへ向かうか (岩波新書)日中漂流――グローバル・パワーはどこへ向かうか (岩波新書)
毛里 和子

岩波書店 2017-04-21
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10年前に出した岩波新書のリライトであり続編であるのか。もう講義はしていなくて、妙な研究者団体の長に収まっているみたいだけど、あれだけ慧眼だった人も、友好病からは自由になれないのか。一回り上の世代である何方の変節に衝撃を受けた様だが、中国の場合、80過ぎて、恐れるものがなくなってから、ようやく自由にものが言えるということではなかろうか。戦争賠償放棄とODAを双方が過大評価していたことも、そのバランスが崩れたことも確かなのだが、かといって、今時点で日本が歴史認識の決着をつけなくてはならないというのは疑問。日本会議陰謀論にも影響を受けたみたいだが、読んだのは俵義文と山崎雅弘といったパヨクのか。私などは好き嫌いも自由な今の状態が正常だと思うのだが、中国研究者は中国に友好的な日本人を作ることが使命みたいなことがまだあるのかな。あちらの日本関係者の「架け橋」主義に呼応する必要はあるのだろうが。

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2017年06月01日Thu [04:24] 中国  

漢和辞典的に申しますと。

漢和辞典的に申しますと。 (文春文庫)漢和辞典的に申しますと。 (文春文庫)
円満字 二郎

文藝春秋 2017-03-10
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「朝日中学生ウィークリー」や「週刊読書人」に連載されたものなど、400本の中から選んだものらしい。400本も書いていたというのもスゴイが、漢和辞典の見出しは1万ぐらいが平均か。難字、奇字ばかりということもない。出身大学などは非公開なのだが、大学の非常勤に出ることもしていないのか。漢字だけで在野で食っている訳だが、知識があるはずの甲骨文字や中国古典、現代中国語の簡体字といった話はあまり使わず、タイトル通り、漢和辞典的な小話に終始している。その漢字が国字なのかどうかも分からんが、日本人は漢字を日本語で捉えれば良いのであって、下手に中国語に惑わす必要はないか。

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2017年05月31日Wed [04:26] 中国  

FLOW

増補新版 FLOW: 韓氏意拳の哲学増補新版 FLOW: 韓氏意拳の哲学
尹 雄大

晶文社 2017-03-18
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増補新版で、初版は2006年らしい。韓氏意拳が何なのかも分からんので、哲学も何もないのだが、韓氏が創設した意拳とのこと。それだけでも分からんが、韓氏意拳の創始者が1909年生まれで、意拳の創始者が1886年生まれだから、中華民国製ということになるか。日本の会長は2002年に中国で指導を受けたそうだから、現在も大陸が本拠なのか。この著者は在日韓国人っぽいが、特にそういう話はなく、空手は出てくるがテコンドウは出てこない。中国武術家はリアルの中国人総合格闘家とガチ勝負して20秒でKOされたというのが話題になっているが、最初から格闘ではなく、哲学なのだから、無問題。

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2017年05月29日Mon [05:02] 中国  

「攻め」と「守り」で成功する中国事業の経営管理

「攻め」と「守り」で成功する 中国事業の経営管理「攻め」と「守り」で成功する 中国事業の経営管理
原国太郎

中央経済社 2017-02-11
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上海トーマツの人らしい。トーマツに内部監査させる様な企業向けとも言えるが、賄賂に関しては反腐敗以降厳しくなっているのだろうが、カネの回収やキックバック処理は現地どぶ板にはタテマエでしかないかな。請求書一枚で回収できる日本とは違う現場がそこにはあるのだけど、日系監査法人はどこまで力を持っているのという話にもなる。「攻め」よりも「守り」の比率が高くなるのが外資というか日系なのだけど、独資のリスクは後ろ盾ではあるか。

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2017年05月28日Sun [03:59] 中国  

台頭する「ポスト華南経済圏」

台頭する「ポスト華南経済圏」  “脱・経済台頭する「ポスト華南経済圏」 “脱・経済"を目指す中国改革開放の新たな地平
森 一道

芙蓉書房出版 2017-04-19
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数年間隔で大著を出す人だけど、今回も400ページ弱。時間かけているのか、既出まとまなのか分からんが、中心に据えているのは広東省書記時代の汪洋で、汪洋がお勧めしたという本の分析なども。このまま習近平皇帝化が進むと、胡春華も危ないという話もあるから、改革解放以後、この世の春を謳歌してきた珠江デルタも完全に主役の座を明け渡すことになるのかな。港珠澳大橋開通が待っているが、物流よりも人の移動に重点を置いたのだろうから、例によって不動産本位主義である。もっとも、中央の目論見は工業開発は内陸に移動させたいのだろうが、内陸も結局、カネは土地で生むしかない。西部大開発とか一帯一路とかアドバルーン上げても、カネが勝手に西へ向かうものでもない。

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2017年05月26日Fri [05:59] 中国  

トランプVS習近平そして激変を勝ち抜く日本

トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本
富坂 聰

KADOKAWA 2016-12-08
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大学教授となったことで、中国取材を減らしているのか、協力者の事情で取材に支障が出ているのか分からんが、最近は「関係者」に依拠した話が少なくなってきている様な。時期的にこういうタイトルになったのだろうが、トランプも日本もまり関係ない。団派の日本関係は厳しくなっているのだろうが、遠藤誉みたいに年寄りの失うものがない式での習近平への宣戦布告もできない。南シナ海、北朝鮮の時局話でお茶を濁している感じ。

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2017年05月25日Thu [05:29] 中国  

中国・アジア外交秘話

中国・アジア外交秘話中国・アジア外交秘話
谷野 作太郎

東洋経済新報社 2017-04-07
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「日中建協NEWS」というところに連載されたものらしい。よく分からんが建材業界が「友好貿易」時代に作った団体らしい。チャイスクの最終ポストは次官や駐米大使ではなく、駐中大使である以上、駐印大使と二大国の大使を経験した谷野はチャイスクの出世頭であろう。朱鎔基から顧問就任を依頼されたそうだが、退官後も一貫して友好団体の名誉職をやっているらしい。世代的に台湾研修組だが、当時普通に日本語が通じた本省人とは極力付き合わずに、外省人とばかり付き合い美しい中国語の習得に励んだのっだという。この時代に台湾で中華にどっぷり浸かった日本人は歴史コンプレックスもあってか、台湾文化や独立派を毛嫌いする人がわりといるのだが、そのクチであった様だ。香港勤務しているみたいだが、広東語は響きが乱雑さとか北方人みたいな事を言っている。歴史は「レキシ」ではなく、「レックシー」なのだが、気にもかけたこともないのだろう。私も初学は北京語だけど、香港映画の影響の方が先にあったから、元から広東語アレルギーはなく、後に広東語メインになってからは大陸人の北京語を聞くと寒気がする様にもなったので、その辺は環境もあるんだろうね。

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2017年05月24日Wed [04:43] 中国  

中国ビジネス戦略シナリオ

これから5年をこう攻める 中国ビジネス戦略シナリオ 主要20業種の構造変化と日本企業の対応これから5年をこう攻める 中国ビジネス戦略シナリオ 主要20業種の構造変化と日本企業の対応
みずほ銀行産業調査部

日本経済新聞出版社 2017-04-20
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みずほ総研のは前に読んだけど、銀行調査部のはあったかな。総研が編集なのだが、産業調査部も別に審査とか案件作りをしている訳ではないのか。環境とか、知財といった次の柱と言われたものは姿を消しているが、いよいよ技術の優位性ではなく、構造変化対応力といった経験値のばら売りの時代になってきたか。ブラックボックス化できる技術もブラックボックスの有効性もそのうち尽きるのだろうが、産業スパイの本分も技術から情報にシフトしよう。今回、温泉屋みたいな無害な者をスケープゴートにしたことは気になるが、エネルギー産業の不可侵もあるのかな。地震兵器とかも本気で研究していそうだが。

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