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2013年02月26日Tue [01:04] ロシア | 本・雑誌 |読書メモ  

シベリア鉄道紀行史

シベリア鉄道紀行史: アジアとヨーロッパを結ぶ旅 (筑摩選書)シベリア鉄道紀行史: アジアとヨーロッパを結ぶ旅 (筑摩選書)
和田 博文

筑摩書房 2013-01-15
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このテーマも類本は幾つかあるのだが。戦後にまで対象を拡げたものはあまり無いような。これも扱っているのは戦前の「洋行」時代なのだが、この時代は「紀行」というより、欧州への「移動」の手段としてシベ鉄が活用されたということであろう。船に比べて大幅な時間短縮とはいえ、快適さにはほど遠い移動であるから、苦行的なエピソードが多いのだが、その最大の懸案となっているロシア語しか通じないというのは今でもそうなのかな。風呂に入れないというのは覚悟済みなのだが、シャワー付きの車両なんてのもこの時代既に運行していたのか。林芙美子が日本の無産者が憧れるソ連はこんなものと言ったそうだが、これは戦後も北朝鮮とか中国で繰り返された言説。当時のソ連で鉄道がプロレタリアートの乗り物だったのかどうか分からんが、乗客の多くは乞食同然としているのは、日本で鉄道に乗るのはハレであったことも関係しているのであろう。

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