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2013年02月25日Mon [00:29] ドイツ | 本・雑誌 |読書メモ  

レマルク

レマルク - 最も読まれ、最も攻撃された作家レマルク - 最も読まれ、最も攻撃された作家
足立 邦夫

中央公論新社 2013-01-09
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レマルクの評伝なのだが、生誕115周年というのは別に関係ないだろうから、「西部戦線異状なし」の邦訳を最初に出したのが当時の中央公論という辺りが関係しているのかな。著者は文芸評論家とかではなく、ノンフィクション作家(でも大学教授)とのことで、作品解説ではなく、人生軌跡の話。作品は「西部」と他一作くらいしか賞味触れていない。そこで中心になるのがレマルクとディートリヒの関係で、後半はナターシャというロシア亡命王族の末裔との関係。両者とも一筋縄の女性でない上に、バイセクシャルであったそうで、亡命時代の耽美な生活といったところなのだが、「西部戦線異状なし」でノーベル平和賞に押されたこともあったのか。アメリカでも赤狩りの時代に図書館で「西部戦線」が焚書された様だが、ナチスも焚書にしていたのは周知の通り。ちなみに日本で問題になったのは性描写だそうで、「従軍慰安婦」が今でも曖昧な存在になっているのは、こうした記録する側の事情が原因なのかもしれない。

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