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2013年01月14日Mon [01:01] アルジェリア | 本・雑誌 |読書メモ  

アルジェの檻

アルジェの檻アルジェの檻
西野 雅徳

風詠社 2012-06
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こんな事件があったとは知らんかった。著者の略歴は無いし、登場人物も仮名らしいが、「山陽」は実在する「山陽」かな。著者は既に退職していて、主要な登場人物も多くが亡くなっているから、自費で書き残しておくということになったらしい。その後もインドネシアとか中国で日本企業が政府高官に賄賂を渡して捕まるなんて事件が相次いだということもあったのだろうが、教訓を残すというより、色々と書きたいもやもやがあったと見える。自費だから国士的な思想を盛り込むのは構わんとも思うが、アルジェリア側の問題よりも捕まった日本側の部長のトラブルメーカーぶりの方が印象に残る様になっている。日本大使館は課長だった著者クラスとの折衝を拒否したとかで、この当時(今もそうかもしれんが)の大使館を頂点とする海外日本人ムラ社会が現地の慣習よろしく身分社会を形成していたことは記憶に覚えがある。サダム・フセインのクウェート侵攻はクウェートが執拗に借金返済を迫ったから起きたものとしているのだが、そうなのか。結果借金がどうなったのか分からんが、長期的にみれば戦争被害を補ってもまだ余りうる利益をクウェートが得たことは確かだろう。

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