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2012年12月25日Tue [00:42] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

中国問題

中国問題: キ−ワードで読み解く中国問題: キ−ワードで読み解く
毛里 和子

東京大学出版会 2012-09-26
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暴動を予期していたのではなく、40周年と新体制の方だろうけど、東大出版会は今年、中国もの企画を揃えていたんだな。これも早稲田拠点の論文集なのだが、東大出版会がタイトルを工夫して一連の入門シリーズの一冊みたいにして出している。もともとは毛里和子の定年記念企画らしいのだが、名誉教授も定年があるのか。退職は2010年らしいが、内容も2010年の尖閣くらいまでのものであるので、その頃集めたものか。海洋主権の章があるのはそれを受けてのものだろうが、青山瑠妙は次のアフリカ対外援助を書いた華東師範大の人と共に「祖国」の正当性を弁明する形。中国は決して強硬一辺倒ではなく、東南アジアとも合意プロセスがあるというものだが、まあそれでも、アフリカ援助に何の曇りは無いと主張する人よりはまだ相対的な見方はしているか。天児慧は毛里の後釜となるんだろうが、2010年尖閣における反日の本質は共同開発と権力闘争だと言明しているんだな。となると、今回のもその延長線上にあるものと考えるのが自然なのだが、何か石原叩きだけしている風も。面白かったのは阿古智子の戸籍の章。

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