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2012年09月28日Fri [01:40] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

中国革命と軍隊

中国革命と軍隊: ― 近代広東における党・軍・社会の関係中国革命と軍隊: ― 近代広東における党・軍・社会の関係
阿南 友亮

慶應義塾大学出版会 2012-08-22
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小田島雄志の息子訳の本を読んだばかりだが、これは阿南惟茂の息子か。というか阿南惟幾の孫という方が通りが良いのだろうが、父親が4歳の時に自決した祖父などは知る由もないか。母親はヴァージニア文代さんだから、ハーフになるのだが、母のウィキがあるのは簡体中国語だけで日本語も英語なしか。ちなみに中国語では祖父も父も本人も項目なしだが、母の家族として名前は登場している。文代さんは中国語を話すアメリカ人女性(日本国籍)ということで、日本人の陸軍大将とか、元中国大使とか、北京大留学の中国近代史学者よりも中国人にとっては特筆すべき人間なのかもしれない。ということで、今となっては反日アジアカップ時の父大使公用車襲撃が現在の状況を暗示していたのかとも思うのだが、この息子の研究も今後かなり支障が出そうな感じである。主に広東省の档案館に通って、解き明かすのは共産党軍の正統史観を崩すもので、地元の人間にとっては常識なのだろうが、共産党軍とは階級闘争組織でもなんでもない、掠奪が出来る暴力集団の中での選択肢の一つであったということ。それは今でも大して変わらん構図だということは日本人もようやく何十年ぶりかに再認識したかと思うが、よく研究されている陸水豊ソビエトの例をとっても、最近大きな暴動があったばかりである。政治とかイデオロギーなどは後付けみたいなもので、基本的に宗族というのが集団の基本なのであるから、その取り込みは土匪も共産党も国民党も同じ土俵で争うしかない。

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