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2012年09月20日Thu [01:47] 米国 | 本・雑誌 |読書メモ  

プラスチックスープの海

プラスチックスープの海―北太平洋巨大ごみベルトは警告するプラスチックスープの海―北太平洋巨大ごみベルトは警告する
チャールズ・モア カッサンドラ・フィリップス 海輪 由香子

NHK出版 2012-08-24
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活動家というのはアメリカでも蔑称的意味合いがある様だが、著者は活動家こそ科学者の目指す道としている。科学も実践がなければ虚学である訳で、福島以降、そうしたムードが日本でも盛り上がっているのだが、高木仁三郎くらいしかその道で成功した人はいないのでなかろうか。小出裕章も還暦過ぎても京大助教を辞することはない。活動家と科学者を満足いく研究レベルで両立させるにはそれなりの資金の裏づけというものが必要となろう。その点、アメリカでは活動家で名を上げれば資金も集まるということで、シーシェパみたいな連中が出てくる余地があるというもの。この著者はそういうのとは違うマトモな活動家であり海洋学者である様だが、テーマは海ゴミ。プラスチックゴミも流れ着けば回収すれば良いが、問題は漂流中にプランクトンに食われて、有害物資が食物連鎖で人間に廻ってくることだという。その頂点に近いイヌイットの健康被害は知られているのだが、震災で流されたバレーボールがアメリカで拾われ戻ってきたなんていう美談では済まない話ではある。

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