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2012年04月29日Sun [00:45] タンザニア | 本・雑誌 |読書メモ  

おいしいコーヒーの経済論

【増補版】おいしいコーヒーの経済論――「キリマンジャロ」の苦い現実【増補版】おいしいコーヒーの経済論――「キリマンジャロ」の苦い現実
辻村 英之

太田出版 2012-04-06
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2009年に出たものの増補版らしい。初版のは読んでいないし、見た記憶もないのだが、各紙書評に取り上げられるなど反響が大きかったらしい。そこで誤字脱字や難解な表現を改めて、その後のコーヒー価格高騰の要因なども付け加えたらしいが、基本的な内容は変わっていない様だ。私は著者が価格破壊だとしている「シアトル系」なども高すぎてよう行かん身なのだが、「おいしいコーヒーの経済学」だからマクドナルドは論考の対象外なのか。お代わり廃止して100円に戻したりしたけど、あそこの原価はどのくらいで。タンザニアの生産農家に長くフィールドワークを続けている人らしく、フェアトレードに希望を託すのは成り行きかもしれんが、フェアトレードに疑問を挟む者を大手企業礼賛者と位置付けるのはどうなのか。大手がフェアトレに商業目的で進出し、それを快く思わないNGOなどもあるそうだが、フェアトレードの免罪符化も商業化も本質は変わらんのでは。それを繋ぐのが認証制度らしいが、フェアトレードのフェアとはあくまでも北の自己満足的論理であって、それこそ生産者が消費者と直接取引出来る体勢でも構築しないと難しい。間に入っている連中の押し付けがましい奉仕性は商精神より厄介である。

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