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2011年09月30日Fri [02:06] ガーナ | 本・雑誌 |読書メモ  

ガーナを知るための47章

ガーナを知るための47章 (エリア・スタディーズ 92)ガーナを知るための47章 (エリア・スタディーズ 92)
高根 務編著 山田 肖子編著

明石書店 2011-08-09
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アフリカの植民地でいち早く独立を決めたガーナは「知るための」でももっと早く来るかと思ったんだけど、まさかのマラウィ、タンザニアに遅れをとったか。東の雄ケニア、西の雄ナイジェリアもまだだけど、ケニアなんか書き手は大勢いるだろうに何で遅れてんだろう。ということでガーナはこの手の本のお約束である「ガーナってどこ?」「ガーナって南米?」といった「知られていない国」の常套句が使えないほど、日本では知られた国名である。それもガーナチョコレートが8割、ブラック・スターズが1割、ニャホ・ニャホ=タマクローが1割といったところだろうか。エンクルマとかアナンも少しはあるかな。現に日本で消費されるチョコレートの8割はガーナが原産地らしい。そのカカオ生産について、児童労働、大規模プランテーション、現地農民の搾取、伝統農業の破壊、カカオの強制栽培といった流布されている話は全てウソであると言い切っている。ガーナは教育熱心な国で、学校に行けない子どもは労働させられるからではなく、学校が終わった後に子どもが親の仕事を手伝うのは当たり前なのだとか。大規模プランテーションはカカオの作物上は無理で、現地農民はバナナなどを植えた日陰にカカオを植樹し、換金できる様になるまで10年はかかるそうだ。児童労働に関してはガーナ人の子どもではなく、近隣諸国から連れて来られた子どもが働かされているという報道もあるのだが、その点には言及が無い。

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