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2011年09月28日Wed [01:05] カンボジア | 本・雑誌 |読書メモ  

アンコール遺産と共に生きる

アンコール遺産と共に生きるアンコール遺産と共に生きる
三浦 恵子

めこん 2011-06
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博論ものだけど、学部から博士までずっと英国の大学という著者。専攻もずっと東南アジアらしい。日本に来る文系留学生の大半(つまり中韓出身者)の論文テーマがほとんど自国関係なのは、興味云々より母国語が使えるという資料的アドバンテージが理由なのだが、日本人が英国でカンボジアを研究した場合、日本語の資料が読めるというのはどの程度のアドバンテージになるのだろうか。おそらく日本語より、フランス語の方が利用価値が高いかと思うが、英国の大学辺りだと仏語史料講読などは当たり前かも。いずれにしてもこの著者の場合。留学は手段ではなく研究であるのだろうが、遺跡保護と住民の生活というのはナショナルトラストの本場と通じるテーマなのだろう。その是非はどうあれ、アフリカでの自然保護の取り組みは成果を挙げていると言えるのだろうから、文化遺産と住民の共存というのも同じ思考で考えられるものなのかもしれない。今のところ観光で潤う住民は限定的である様だが、そうした構造的事情は納得。

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