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2011年09月28日Wed [00:29] ロシア | 本・雑誌 |読書メモ  

ロシアとサンボ

ロシアとサンボ -国家権力に魅入られた格闘技秘史-ロシアとサンボ -国家権力に魅入られた格闘技秘史-
和良 コウイチ

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S社主催のノンフィクション賞で二次落選した原稿が元とのこと。このS社ってのは開高健のアレかな。だとすると、著者が応募した2005年は毎日記者が獲った年か。前後を駄作に挟まれた中でマトモな方かもしれんけど、あの毎日のもあまり印象に残んないものだった。開高だからか冒険系には下駄を履かせるので、こういう研究系は元より不利なので、自分が現役としてマットに上がっていた時の話を中心にすればよかったのかな。それでも松原隆一郎の推薦もあって「嫌韓流」の版元から無事刊行。そのせいかどうか分からんが、サンボの起源は柔道かという命題に挑んでいる。その応えはイエスであり、ノーでもあるのだが、嫌韓流的には柔道の起源は韓国なので、サンボの起源も韓国ということになってしまうんだろうね。サンボの創始者である人物が講道館で修行し、帰国後にレスリングなどを組み合わせてサンボの体系を確立したらしいけど、この辺は空手の修行をしていた韓国人がテコンドーを創設したのとよく似た話ではある。モスクワ五輪でサンボは正式種目に採用される予定だったらしいが、インディラ・ガンジーにフィールド・ホッケーを採用する様に求められ、組織委員会はサンボを削ったのだという。この辺も西側のボイコットの影響があるんだろうが、ソ連がメダルを独占する様な種目はマズイという判断もあったんどあろう。元々の成り立ちがそうなのだから当然なのだが、サンボの柔道、レスリングとの互換性というのは特筆もの。選手が相互乗り入れできるのが本来の格闘技のあり方かとも思う。

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