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2011年09月22日Thu [23:29] フランス | 本・雑誌 |読書メモ  

ドゴールのいるフランス

ドゴールのいるフランス---危機の時代のリーダーの条件ドゴールのいるフランス---危機の時代のリーダーの条件
山口 昌子

河出書房新社 2010-05-19
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産経の山口昌子さんの本が河出から出ていたのか。ドゴールのいるフランスといっても、生前の話だけでなく、現在でもドゴールの影響力は大きいという話。さすがに生前の日本での評価というのは知らんのだが、著者によると、岩波がドゴールをファシスト的に扱って駐日仏大使館が抗議した結果、岩波が詫びを入れたことがあったらしい。当事の岩波だとオピニオンリーダーを自認していただろうし、韓国とか台湾などは「小国」として国自体認めていなかったろうけど、さすがに文化大国おフランスには弱かったのかな。もっとも、本国フランスでもマジ共産主義支持者だったサルトルがドゴールをラジオの番組で「小ヒトラー」と侮辱したところ、アンドレ・マルローがサルトルを引っ叩いたなんてこともあったらしい。ドゴールは一方でソ連には融和的とも見られていて、軍内部には反ドゴールの空気があり、アルジェリアの独立を認めてからは何度もテロに狙われたのは「ジャッカルの日」の通り。ドゴールに対して軍人アレルギーが当時の日本にはあったのではないかというが、岩波なんかは「金日成将軍」礼賛なんかをしていた頃だから、本物の抗ファシズム将軍だったドゴールが気に入らなかったのかもね。

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