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2011年09月17日Sat [02:07] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

「私には敵はいない」の思想

「私には敵はいない」の思想―中国民主化闘争二十余年「私には敵はいない」の思想―中国民主化闘争二十余年
劉 暁波

藤原書店 2011-05-23
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藤原書店は暁波本まだ出すのか。今回は元本はなく、藤原の「環」に掲載したもののまとめ。よって、劉暁波自身のは最初と最後の2本だけで、灰色地で分けられている。冒頭は嫁。村上春樹のエルサレム演説に触れているのは、そのくらいしか日本で思いつくものがなかったのかも。なお藤井省三の寄稿によれば、村上春樹が天安門事件について触れいるエッセイは村上あらゆる作品の翻訳が進んでいる中国で翻訳がないらしい。台湾はあるそうだが、海賊も手を出さないのかな。その天安門について、先日読んだ中国に帰国したドキュ作家の本では劉暁波は日よったとされているのだが、矢吹晋らの結論では劉は無血撤退を成し遂げたヒーローということになっている。NHKの中国解説委員で当時取材していた加藤青延はあの戦車を止めた男について、戦車での鎮圧説を打ち消す為に、軍は戦車で人を轢いたりはしませんというメッセージを流す為のヤラセではないあkとしている。この一躍ヒーローとして世界に知られた男は死刑説、拷問死説、労改送り説、発狂説などがこれまで出ていて、いずれも消息不明であるのだが、ヤラセなら出てくるわけ無いか。江沢民が死んだ後、六四の総括いかんによっては出てくるかもしれんが、後姿だけでは検証が出来ん。あのアングルしかないのも北京飯店に陣取った海外メディアを計算に入れてのことか。とにもかくも劉暁波が当局と取引をしたことは確かなのだが、矢吹は相変わらず現場にいた朝日に対する批判が厳しいな。朝日の中国との取引をまず晒すべきだが、阪大の留学生に圧力をかける様に教授を促したという「友好人士」の正体は洗えるだろう。結局、日本は歴史認識のことがあるから中国にモノ言う資格が無いのか、それとも中国に親しむがゆえに批判的眼差しを持つべきなのか、或いは反中派が単に自己都合で反体制派を利用しているだけなのかという神学論争になってしまうのだけど、賞味期限が切れた歴史カードは左糞マスコミの「勝手連」に任せ、中国政府が切っている経済カードか。

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