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パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読むパウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む
里見 実

太郎次郎社エディタス 2010-04-15
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オニババさんによる新訳が準備中に先に解説本が出ていたらしい。まあ新訳を以っても解説本を以ってもこの本の難解さは動かない訳だがこちらは國學院大での公開講座が元らしい。日本では政治的意味や歴史的意味合いにおいて国民が被抑圧者であると認識することはあまりないから、解放の神学やクリオーリョのテーゼなどよりも、詰め込み式教育を批判した貯蓄型学級のくだりが受け入れやすいだろう。ただ例のゆとり教育の挫折以降インド式数学だの100マス計算だのが脚光を浴びるようになって、従来批判の対象であった東アジア的エリート養成校なども登場してきている。米国のボーディング・スクール辺りがモデルだとすると鬼の首を取ったかの如く大騒ぎするのに、それとは比較にならない民族教育を前面に出した中国や韓国のエリート教育がモデルだと何も言えなくなるのが日教組とか左派マスコミ。被抑圧型教育を受けた者が将来抑圧する側に廻るというのも分かりやすい図式だが、右にしても左にしれも特定のイデオロギーを注入されるのが最大の被抑圧的教育だね。

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