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2011年05月20日Fri [00:41] 東アジア | 本・雑誌 |読書メモ  

東アジア近現代通史2

日露戦争と韓国併合――19世紀末-1900年代 (岩波講座 東アジア近現代通史 第2巻)日露戦争と韓国併合――19世紀末-1900年代 (岩波講座 東アジア近現代通史 第2巻)
和田 春樹

岩波書店 2010-10-06
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元祖岩波の講座ものだけど、この期に及んでも和田春樹が編集長か。一時は韓国でしか仕事が無かった和田も併合100周年で完全復帰の様相。ということでテーマも版元も同じなので、先日読んだ100周年シンポ本と同じ「親韓派」の集合。ただ、山室信一、佐藤公彦、川島真、孫安石といったマトモな面々もいるので、余計に「親韓派」の魂胆が浮き彫りにされている感じ。連中の目的が「過去」ではなく、「過去」と結びつけた現在の領土問題や北朝鮮体制維持、日本海呼称問題にあることは日韓の歴史観のギャップを日本人の「無知」に求める作戦からも明らかだと思うが、最近新手のキャンペーンを張っているのは「坂の上の雲」批判に乗じたロシア善玉論。韓国の歴史観だと「露日戦争」は日本の侵略戦争であって「独島強奪」の起源であることになっているのだが、「義士」である安重根をはじめ「アジア諸国」が日本の勝利に歓喜したという都合の悪い史実があるので、あの戦争は実はロシアは本気ではなく、戦争などする気は無かったので、米英に支援された日本に負けたというストーリーを定着させようとしている。韓国の議員が北方領土訪問というニュースも伝わっているが、北方領土と竹島の韓国とロシアでのクロス承認の動きとも関連しているのだろう。日本中心主義の脱却とか他者への眼差しとか調子のことを言っても、その答えが朝鮮民族中心主義ではしょうがない。その観点だと北朝鮮は「遊撃隊国家」だから拉致は仕方ないということになってしまうんだろうが、日本や米英の「帝国主義」や「狭隘な民族主義」は批判しても韓国や北朝鮮のそれは健全なナショナリズムではお話にならない。大体当時は韓国もロシアも「帝国」ではなかったのか。その辺趙景達が弁解しているけど、同じ日本に生まれても日本人だけ原罪を持てとは何様のつもり。統一教会日本人妻の悲劇もそうした血統論のまやかしから生まれた。

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