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2011年05月19日Thu [16:35] コロンビア | 本・雑誌 |読書メモ  

百年の孤独を歩く

百年の孤独を歩く---ガルシア=マルケスとわたしの四半世紀百年の孤独を歩く---ガルシア=マルケスとわたしの四半世紀
田村 さと子

河出書房新社 2011-04-09
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前に毎日記者がガルシア=マルケスに取材拒否された挙句、作品のモデルとなった女性を探し当てるという本を読んだが、こちらはその対極にある様な本。もしかしたら、勝手に不実そ責め立てられ、扇情的なタイトルをつけられた本を出されたことに怒ったガルシア=マルケス側が対抗手段として用意したものなのかもしれん。ガルシア=マルケス本人はそこまで日本語の本などをチェックしていないだろうけど、この本の著者がガルシア=マルケス及びその兄弟たちとの長い付き合いを強調し、彼らの案内で作品の舞台を訪ね歩くと言うのは半ば「公式」のものといったところだろう。おまけに中上健次が高校時代の同級生で、ラテンアメリカ文学への道に入っていた著者にガルシア=マルケスとの出会いのきっかけを作ったのが中上だったという。こうなると国内的にも毎日記者の開高健賞受賞とも張り合えるビックネームの背景があるのだが、それ以前にただ日本人、外国人だというだけで誘拐のターゲットになってしまう土地柄だけにかなりしんどい旅ではあった様だ。まあそれもこれもガルシア=マルケスの作品が実在のモデルを配したものであることからくる事情なのだが、文豪ももう84歳か。ロサンゼルスで現在療養中とのことだが、いつアメリカのブラックリストから解除されたんだろう。

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