FC2ブログ
2011年05月18日Wed [13:39] ブラジル | 本・雑誌 |読書メモ  

パウロ・コエーリョ 巡礼者の告白

パウロ・コエーリョ 巡礼者の告白パウロ・コエーリョ 巡礼者の告白
フアン・アリアス 八重樫克彦・八重樫由貴子

新評論 2011-02-28
売り上げランキング : 103923

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


スペイン人ジャーナリストによるパウロ・コエーリョのインタビューもの。原書は1999年で、インタビュー時はフランス・ワールドパックの最中というから古い。インタビューアーと同じ機内に乗り合わせてコエーリョの本を読んでいたというスペイン人女子大生3人組との対話も組まれている。こうした偶然の繋がりについての云々も語る作家だが、実際はコエーリョと女子大生へのサービスだろう。ブラジル人なのにスペインを舞台にした作品が多く、スペイン語も堪能だという作家へのインタビューはスペイン語で行われたそうだが、このジャーナリストの嫁がブラジル人とのことで同席して補足したとのこと。よくポルトガル語話者とスペイン語話者は互いの母国語を話して通じ合っているというという話を聞くが、日常の簡単な会話でそれはあっても、こうした長い対話とか議論でそれをするとマンガみたいになってしまう。カストロがブラジルに来た時に通訳を無視して、ポルトガル語のインタビューにスペイン語で長広舌に答えるのものだから、話が通じなくなって会場がKYに包まれたことを思い出した。まあコエーリョの発言については軍事政権時代の拷問体験などもあるものの、悲壮感や正義感はまるでなく、その対極にあるような宗教性と商業性の肯定に日本人作家との違いを感じさせられる。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する