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2011年05月16日Mon [23:14] イラン | 本・雑誌 |読書メモ  

イスラーム革命の精神

イスラーム革命の精神 (学術選書)イスラーム革命の精神 (学術選書)
嶋本 隆光

京都大学学術出版会 2011-04
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京大学術選書もこれで52巻めだそうだが、苦手の古代や理系が多くて、どうも食指が動かない。そんな中でこの本の主人公であるモタッハリーという人は1979年に59歳で暗殺されたということで、現代史の人と言ってよいかと思うが、その評伝と言うよりもその思想がテーマなので、斜め読み派には結構辛い。とはいえ、京大であっても一応「選書」なので、このモタッハリーが大きく関わったイラン革命と、それに至る道筋については丁寧な説明がある。イスラームもそれもシーア派の世界だが、この時代の革命の常としてマルクス主義との接点があり、この辺はあたかも最近の中東革命が民主主義を基盤としていることと類似性がある。民主主義も共産主義もイスラームの教えに内包しているものと言ってしまえばそれまでなのだが、それが政治的位相を帯びることにより、宗教的矛盾が生じるということなのだろう。

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