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2011年05月13日Fri [01:50] 韓国 | 本・雑誌 |読書メモ  

「韓国併合」100年を問う

「韓国併合」100年を問う――2010年国際シンポジウム「韓国併合」100年を問う――2010年国際シンポジウム
国立歴史民俗博物館

岩波書店 2011-03-25
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まだまだ出るか併合100年本ということで、国際シンポジウムものらしい。本編と資料編の分厚いのが2冊出ている。国際といっても発表者は日本人と韓国人だけで、日本人がアフリカだのイタリアだの関係のないというか同時代の話を無理やり結びつけている。参加者がものの見事の偏りぶりで、韓国の史観に与さない第三国の学者は排除されたのかもしれない。ということで始めに結論ありきの例の女性法廷みたいな日本断罪韓国称揚シンポなのだが、これがなんと国立歴史民俗博物館の主催だという。韓国の民族博物館でなく日本の国立のみんぱくである。しかし、日本も太っ腹なものである。韓国の大学に転任したという宮嶋博史の企画だったらしいが、宮嶋といい君島といい韓国の史観に忠実な人間だけを招聘して「日本人学者」の意見で箔をつける韓国と、日本に批判的な学者だけを招聘して、外国人の説教を拝聴する日本という学術界の対照的な姿が浮かび上がる。そんな宮嶋のシャンシャンシンポに嫌気がさしたのか岸本美緒が宮嶋の儒教中心主義を批判しているのだが、宮嶋は自分は歴史の相対主義を認めない。なぜなら豊臣秀吉も侵略でなくなるから韓国の見方で日本を批判するとか開き直っている。しかし、まあこんな人間が最高学府の教授として君臨できるのが日本のアカデミズムの懐の深さなんだろうが、倭寇は日本人だと認めよという韓国の主張に対して、実際に多国籍構成だったことを指摘する日本の学者は韓国の学術が遅れているという差別意識があるとかもういいがかりとしか言いようがない。安重根を英雄化するために伊藤博文を殺されても良い人間として徹底的に貶めたりもしているが、それなら文世光も義士とするべきではないのか。趙景達は日本人は原罪意識を持てと言い、和田春樹は拉致被害者は日本人であるから純粋な被害者ではないという。川村湊はさすがに異論も唱えたが、ここまでやられると、韓国の史観に服従するだけのこれら「親韓派」はそれこそ日帝時代の「親日派」と同じではないかと思った。

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