FC2ブログ
2011年05月06日Fri [00:27] インドネシア | 本・雑誌 |読書メモ  

インドネシアの教育

インドネシアの教育―レッスン・スタディは授業の質的向上を可能にしたのか― (明石ライブラリー142)インドネシアの教育―レッスン・スタディは授業の質的向上を可能にしたのか― (明石ライブラリー142)
田中 義隆

明石書店 2011-01-29
売り上げランキング : 733661

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


フィンランド教育礼賛本の出版ラッシュは同国のPISAにおける好成績はその前提としてある訳だが、逆にあまりに成績がひどするぎる国というのがインドネシアらしい。そんなインドネシアの教育を扱った本となると、いきおいフィンランドとは正反対の記述になっていまうのもやむを得ないのだが、本当に全否定、批判ばかりといった内容でなんだか可哀想にもなった。JICAのプロジェクトで視察に赴いた著者が参観した学校は、少なくとも平均よりは上のレベルであろうし、80%以上を占めるという「無資格」教師の授業でもなかったろう。子どもたちへの配慮が欠けているところや指導要領通りに行う授業に関しては一昔前の日本でもそれが普通だったから、致し方ないのだが、円周率が固定されていたりなど教科書事態が間違っているとダメ出ししているからどうしようもない。トイレにまで難癖つけているんどあが、これはトイレットペーパーより水を使う方が清潔という文化の違いかとも思う。学校門前に屋台が並ぶのも日本以外のアジアではでは普通の風景なのだが、日本でもそういう時代があったのだろうか。結局、そうした鬱憤が溜まって、最後のレッスン・スタディで現地教師たちと衝突してしまうのだが、仮に日本に外国から同じ様なプロジェクトが来て、お前らのやり方は間違っているとか難癖つけられたら、それは日本人とて頭にくるかとは思う。子どもの表情を読み取って何を考えているか分かるなんてことは、インドネシア人ならずとも神のみぞ知ることかと思うけど。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する