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2010年12月30日Thu [13:43] 中東/アラブ | 本・雑誌 |読書メモ  

中東危機のなかの日本外交

中東危機のなかの日本外交―暴走するアメリカとイランの狭間で (NHKブックス No.1169)中東危機のなかの日本外交―暴走するアメリカとイランの狭間で (NHKブックス No.1169)
宮田 律

日本放送出版協会 2010-11-25
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宮田先生も今年は何冊出したんだろう。NHKブックスで締めというのも渋いが、内容もこの10年の締めみたいになっている。元々、イランが専門の人だから、反米と従米批判は一貫しているのだけど、その意味で分かりやすかったブッシュ時代が終わって、その路線を一休みしていただけあって、ブッシュ、小泉への恨みを吐き出した感じ。勢い余ってか、尖閣などでの中国の最近の動きを日本が海外派兵に踏み切った結果としているのは、さすがに大西広とか天児慧でも言わんことだろう。敵の敵は味方方式で反米から親中に走る人が今でもいないこともないのだが、それとはまた違うものか。イランがその実、中国を全く信用していないことは本人が別著で書いていることだし、中国がアメリカは無論、日本の地位をこの地域で脅かしている訳では現地点ではないのだが、ひとたび戦争となれば、中国は20年前10年前とは違う行動に出る実力は兼ね備えたとみて良かろう。

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