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2010年09月24日Fri [01:58] 米国 | 本・雑誌 |読書メモ  

新聞消滅大国アメリカ

新聞消滅大国アメリカ (幻冬舎新書)新聞消滅大国アメリカ (幻冬舎新書)
鈴木 伸元

幻冬舎 2010-05
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著者はNHKの報道局員だそうで、元はクロ現の取材ネタらしい。NスペだったらNHK出版から出ていたのかもしれんが、クロ現だと生活人新書でもなく幻冬舎新書になるか。アメリカで新聞が消滅していくのも必然であって、日本みたいに全国紙が突出した部数や影響力を保持している訳でもないので、時代遅れの産業として淘汰されることに反対する声が大きいこともなかろう。日本だと朝日新聞が潰れるとなると一大事件であって、産経程度の新聞でもなんだかんだで救済されたりするのだが、アメリカの場合、私企業が買収されたり合併されるのは宿命みたいなものだから、NYTが危機でも時代を反映した経済の実態でしかあり得ない。著者は日本では新聞社が株式を公開することは考えられないとしているのだが、よくよくみれば出版社が株式を公開していて、新聞社がダメというのもおかしな話。むしろ創業者一族の手に経営が握られて、記者の独自色ではなく会社の路線に記事が統一されている方が危険な風にも思える。ハースト系っていうのはてっきり過去の歴史の中の話かと思ったら、今でも有力な企業だったのか。今ならマードックの方が力が上なのだろうが、あれも思想というより商売上の路線ではあるのだろうけど。

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