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2010年07月24日Sat [03:55] ドイツ | 本・雑誌 |読書メモ  

ヒトラーとケインズ

ヒトラーとケインズ(祥伝社新書203) (祥伝社新書 203)ヒトラーとケインズ(祥伝社新書203) (祥伝社新書 203)
武田知弘

祥伝社 2010-06-01
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前著でもヒトラー経済政策を賞賛した著者の第2弾。ヒトラー、ナチスは絶対悪である欧米ではこういうのもアウトだろう。日本がナチスと同罪だとすれば、国の近代化と工業化を政府主導で進め、国民に教育を普及させ、貯蓄率の高さを誇り、工業力で英米を凌駕する勢いを見せたということにあろうが、言わば今の中国もナチスと同罪なのである。ケインズとヒトラーを同列に置く事は経済学的にもどうかと思うが、マネーゲームの虚構経済が世界を支配しているからこそ、その理論に立ち返る必要はありそうだ。著者は再三、ヒトラーの全てを評価している訳ではないことに言及していて、別にホロコースト否定論者でもないのだが、ヒトラーがユダヤ人を抹殺するに至った理由にまで話を進めてしまうと、ちょっとサイモン何とかセンターのチェックが入るんじゃないかな。反ケインズの学者にユダヤ人が多いのは、元々、経済学者にユダヤ人が多いからたまたまという気がしないでもないが、レッセフェールはユダヤ人を利する政策としてしまっては、年度改革要望書で怒りの矛先を向ける反米右翼が反ユダヤ主義に流れてしまうかもしれない。実際、EUもアメリカも既得権益を守る為に市場に介入している訳だが、リーマンをはじめユダヤ系と言われる金融業が葬り去られている様をみると、それがユダヤ人の内部抗争の結果だとは信じ難い。

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