FC2ブログ
2010年07月21日Wed [05:16] 韓国 | 本・雑誌 |読書メモ  

弁護士 布施辰治

弁護士布施辰治弁護士布施辰治
大石 進

西田書店 2010-03
売り上げランキング : 36033

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


日韓併合100周年記念という訳ではないのだろうが、著者は布施の孫で、日本評論社の会長まで務めた人らしい。ただ。なぜかこの本は西田書店から。布施辰治の評伝は既に息子が岩波新書青版をはじめ、何冊か出している様だが、孫の方も高史明との共著など数冊、著書があるらしい。著者の苗字が違うのは母方の孫であるからなのだが、先に評伝を出した息子、すなわち叔父に対しては何かトラブルがあったらしく、否定的な記述があった。岩波の青版の時代だから、政治的色付けがされていたのかもしれないが、この本では「社会主義色」はだいぶ薄められている。天皇に関しては天皇制廃止を唱えても、天皇個人に対して同胞愛があったのだという。まあこの時代の「傾向」日本人は皆そんなところではあろう。戦後すぐとはいえ、朝鮮建国憲法草案まで作ったというから。今の中国人弁護士がチベット建国憲法草案を作る様なものであるのだが、平時に「人権派弁護士」が消息を絶つ今の中国にあって、チベットとかウイグルの「騒乱事件」の裁判では弁護士はやっぱシャンシャンなのかな。その意味ではこの時代に布施が朴烈を弁護するというのはすごい話かとも思った。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する