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2010年06月20日Sun [02:53] モンゴル | 本・雑誌 |読書メモ  

ミラクル・ジャーニー

ミラクル・ジャーニー わが子を癒したモンゴル馬上の旅ミラクル・ジャーニー わが子を癒したモンゴル馬上の旅
ルパート アイザックソン Rupert Isaacson 入江 真佐子

早川書房 2010-04-09
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自閉症の息子にモンゴルで乗馬セラピーを施すという旅行作家の話だが、これが翻訳もので500ページ近くもあるとやはり辛い。日本だと明快簡潔さが問われるところだが、向こうは厚みがある本でないと読書として認められないのか、とにかくどれだけ冗長にできるかが勝負といった体裁のものが多い。訳者によると、この著者は出版社から結構な前払いを受け、並行してドキュメンタリー映画も撮ったとのこと。つまりは息子の病気の治療が目的ではなく、己のエゴがメインだった訳だが、この本同様、映画もご都合オリエンタリズムの匂いがプンプンしてそう。モンゴルでシャーマンだのヒーラーだのに薫陶を受けるのだが、インターネットでモンゴルのシャーマンとコンタクトをとって、現地アテンドを受け、モンゴル・シャーマン協会の認可の下、馬乳で嫁のヴァギナを洗わせたりといった儀式を行っている。この「旅行作家」自体が向こうでは椎名誠みたいなネタ系なのかもしれんが、モンゴル・シャーマン協会も勘違い西洋人をターゲットにしたネタ商売臭い。「外モンゴル」がソ連の外という風に理解されていることは興味深いが、モンゴル人も共産党時代や中国に対しての悪口を言えば西洋人に受けると思っているフシがあるな。

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