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2009年10月31日Sat [13:37] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

中国の図書館と図書館学

03146877.jpg中国の図書館と図書館学―歴史と現在
沈 麗云

京都大学図書館情報学研究会 2009-08
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京都大学図書館情報学研究会の本は前にも読んだけど、かなり精力的に海外図書館モノの翻訳を出してるのに、時を経たずして絶版にするものが多いのは、全国の図書館に納入したら、それでお役目御免となるからなのかな。代表の川崎良孝氏が、そのほとんどの本に編者とか訳者で関わっているのもスゴい。そういえば旧図書館情報大を擁する筑波の本ってあまり見かけたこと無いな。ということで、中国関連のカウンターパートは上海図書館みたいで、その館長である呉建中氏の著作は前に翻訳済み。これは最初から日本向けに書かれたものということだが、中国の図書館通史というより、全て中国側の執筆なので、役所の報告書みたいなもの。香港や「台湾省」の図書館について詳細に書かれているのも、政策的なものがあるのだろう。ただ、マカオの図書館についてのものは珍しかった。マカオは民営図書館が結構あるのか。昔、公園の中の塔が図書室になっていて感心したことがあったのだが、あれはまだるのかな。自身のことである上海図書館についてはあまり記述が無い。香港、台湾の図書館は私も利用したことがあるので日本とそう違いがないがことは分かるのだが、大陸の図書館、特に大都市とかではない地方都市では一般人民が貸し出しとかで図書館を日常的に利用できる状態にあるのだろうか。どうもその辺りの実態はバラ色で埋め付くされた報告書では見えて来ない。

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