FC2ブログ
2009年10月30日Fri [02:26] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

「日本は支那をみくびりたり」

「日本は支那をみくびりたり」「日本は支那をみくびりたり」

同時代社 2009-07-28
売り上げランキング : 362798

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『ザ・レイプ・オブ・南京』や「無防備マンが行く!」でお馴染みの極左労組系版元の本で、著者もそれらしき人物だから覚悟はしていたけど、これはヒドいな。こんな中国に盲目な研究者がまだ生き残っているのか。丸っきりの中共歴史認識の押しつけ本である。日本人は中国人を侮蔑したから侵略し、虐殺した。その中国に敗北したことを認めなさい。といった中国の「歴史認識」ががメインに据えられ、ナチスと日本を同一視したドイツを見習え、日本はアジアで嫌われているという中国の宣伝通りの主張をただ、こどものお使いの如く繰り返している著者は中韓で「良心的日本人」として賓客となっている人らしい。韓国の「平和統一研究所」というはこの前読んだ韓国人ウルトラレイシストが所長をやってたとこだろうが、統一教会系かな。ただ、ここでは反帝国主義の言説で共産党に無限の免罪符を与えている。日本はアメリカではなく中国に敗北したというのはどうしても無理があるのだが、ソ連の事が全く登場しないのは何でなのでしょうね。大体、戦争の勝ち負けにそこまで拘るのは何故だ。敗者は勝者に隷属し、その「歴史認識」を全て受け入れよという思想は危険だ。ならば戦後日本はもちろん、イラクもアメリカの奴隷として生きなくてはならんだろう。徳富蘇峰の日本膨張論をその証拠とするなら、その「論理的帝国主義」を現在正に実行しているのは大国となった中国ではないのか。現在、他民族を抑圧、虐殺し、同化政策を押し進めているのが日本ではなく中国であることは誰しにも分かることなのだが、この著者にはそういう現状認識も「他者に対する想像力」も欠けている。日本の侵略戦争を批判するのは結構なのだが、戦後も現在も同じ構図であるとするのは、「進歩的知識人」の化けの皮が剥がれ、単なるこどものお使いをしていることはバレバレである。1951年生まれという著者にどんな「侵略の記憶」や「中国人侮蔑の記憶」があるのか知らんが、「小日本人」には侮蔑の意味は無い。ただ怒りを表しているだけとは驚きを通り越してあきれてしまう。ならば、「チャンコロ」にも侮蔑の意識などありはせんだろう。愛国教育は反日ではないという中国の宣伝にも忠実で、こんな人間が国立大教員なのはまあ学問と思想の自由で許されるとしても、今や、情報が多元化している以上、学生にとってはこんな中国の忠犬では反面教師にもならんことだろう。歴史を鑑として現在、中国の帝国主義政権のもとで苦しんでいる民に思いを寄せて欲しい。不幸な歴史は繰り返してはならないのだ。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する