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2009年10月29日Thu [13:37] 東アジア | 本・雑誌 |読書メモ  

歌舞伎町・ヤバさの真相

歌舞伎町・ヤバさの真相 (文春新書)歌舞伎町・ヤバさの真相 (文春新書)

文藝春秋 2009-06
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溝口の新書書き下ろしって、前にもあったかな。数年前の口約束の企画だったそうだが、まあここ数年は、それどころではない問題を抱えていた訳だから、勝手知ったる街の読み物でもそう簡単にはできなかったろう。あくまで新書なので、しかもテーマが漠然としたものなので、いつもの様に「真相」を暴き晒すといったことは無理で、啓蒙部分が多い様に感じられた。ヤクザとか、「不良外人」については、著者なりの哲学を伝授するといった形。尾津や町井については評伝通りなのだが、今の顔役である三経と森下には、まだ手を出せない部分があるのかな。マンボーとかは、ほとんど「正業」として認められているし。渋谷事件の頃は台湾省民の方が、朝鮮人より威勢が良かったというのは意外だろう。もっとも、顔役の名前が出て来ないところをみると、大陸出身者が台湾人を煽った様にも思えるのだが。それでも、まだ「日本的」仁義を理解していた台湾や朝鮮人が表舞台から退場して、軒先をニューカマーに貸す様になると、「仁義なき戦い」の第二章が幕を開けることとなる。ナイジェリアとアルジェリアを混同している箇所があるなと思ったら、ナイジェリアとアルジェリアを並列に書いている箇所もあった。アルジェリア人なんて歌舞伎町で目立っているのか。あんま聞いたことないけど、マルセイユ経由ででも来るのか。

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