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2009年10月25日Sun [23:24] 中国 | 本・雑誌 |読書メモ  

ハルビン教会の庭

ハルビン教会の庭ハルビン教会の庭

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PHPパブリッシングはPHPの自費レーベルみたいだね。先日、元読売特派員の文芸社本を読んだばかりだが、こちらの著者も元読売記者らしい。ハルビンの日本人学校同窓会誌や同人誌に掲載されたものらしいが、ハルビン中学2年で敗戦、引き揚げとなったとのこと。その年齢らしい文体で、当時のハルビンを騒がせた事件などを振り返るのだが、中国関係にはあまり興味が無い様で、今でも白系ロシア人萌えらしい。加藤登喜子の家と同じパターンだが、ハルビンはロシア文化の継承地の様で、ロシア系以外の白人、ユダヤ人も多かったから、ヨーロッパ的ロシア文化の香りは当地の中国文化はもちろん、内地の先進文化より、遥かに眩しく映ったことだろう。もっとも、この著者は少年の頃、学校の小間使いをしていたという年上のロシア人少女に黒々としたアソコを見せられたというのだから、年老いた今でも幻と消えたハルビンのロシア文化と共に、甘酸っぱい記憶の轍となって残っているのだろう。ロシア人老婆のふくらはぎの描写などにも、その断片が除いている。もっとも女子校と共同の同窓会誌にそんなエロ話など書いている訳もなく、カスペ事件という白系ロシア人の誘拐虐殺事件が中心。その犯人の白系ロシア人は未だハルビンに健在なのだとか。白系の「白」やハルビンは「ビン」か「ピン」かという考察もある。「ピン」は戦後、中国語音に合わせたものかと思ったのだが、満洲国時代に既に「ハルピン」であるという御達しが出ていたのだという。たしかに「満洲語」に合わせるとそうなるね。

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