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2009年07月31日Fri [02:59] 中国 | 本・雑誌 |中国を解りたい  

日系中国工場作業員観察記

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このシリーズはファンなんだけど、工人が一冊のテーマとは意外。もっとも中国工場の本質とはヒトなんだし、共産主義国家では労働者が主人公なのが当たり前のはず。もっとも、日本人が作業員を直接統治するのは不可能に近く、現場責任者を置いての間接統治が関の山であろう。実際、ここに描かれている様に作業員と個人的に親しくなったりすることは、あまりないと思うのだが、日々起こるトラブルに対処しているだけで、十分な観察記が出来上がることであろう。集団テレビ鑑賞の謎について書いているが、そこで仲間から情報を得るというより、皆でTVではなく。香港映画のVCDか何かを鑑賞しているのではなかろうか。一つのベッドを二人で共有はそれほど驚くほどのことでもなかろう。ただ、その場合、互いに枕を逆にして寝るという習性がある様で、隣に相手の足が来るのは異様な感じがした。風呂の入らずとも、寝る前に足だけ洗うのはその為であったのだろうか。故郷に帰って商売を始めるというのは出稼ぎ者の共通した希望であるのだが、未経験の商売を無計画に始めて、失敗し、再び出稼ぎに舞い戻るというのは、たしかにパターンとしてある。美容院で成功したという例をあげてるが、これは美容院といっても、風俗系ではないかな。工場をやめた女工があか抜けた厚化粧のカラオケ小姐となって、思わぬ再会をしてしまうのも気まずいものがあるのだが、自分の意思ならともかく、女工宿舎の前に張ってるチンピラの餌食なってたりすると始末が悪い。日本でもかつては紡績工場で似た様な光景が見られたのだろうが、中国にも夜明けが訪れるのだろうか。

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