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2009年03月09日Mon [11:51] ジンバブエ | 本・雑誌 |読書メモ  

燃えるジンバブウェ 

燃えるジンバブウェ―南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験燃えるジンバブウェ―南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験
吉國 恒雄

晃洋書房 2008-08
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この日本で数少ないジンバブエ研究者の著者が亡くなられて、もう2年になるらしいが、ジンバブエ情勢が混迷を極めたその間、著者を失ったことは日本のジンバブエ理解の障害になったと言っても過言ではなかろう。インフレは未だに世界記録を更新中の様だが、妥協により政治は一応小康状態に入ったこの頃、遺稿集という訳でもなく、空白を埋める様に既出論文を集めたジンバブエ情勢本が出た。第一章は去年読んだミネルヴァの「イギリス帝国」シリーズに入っていたものだが、それを加筆修正したものだという。しかし、死後一年経って出た論文を誰が加筆修正したのだろうか。その他はいずれも90年代のもので、一番早いのは91年のもの。この頃はまだジンバブエ滞在中だったのか、ムガベ擁護ともとれる様な論考もある。ゼミの学生に「独立後の社会主義を批判的に分析せよ」という課題を出したら、全員が激しい指導者批判をして、著者をして、もっと成果をみなくてはいけないと言わしめたそうだが、これはジンバブエの大学の話だったのか。そんな課題ならそういう結果になるのは目に見えている訳だが、日本の学生にジンバブエの政治分析などは望めないのも当然か。論文のほとんどを英語で書いてきたという著者なので、とっつきにくいのはその日本語なのか、馴染みのないジンバブエ情勢なのかよく分からんところもあるのだが、京大医学部を中退して、サンフランシスコ州立大、ジンバブエ大と流れていったのもよく分からん事情がある。1947年生まれというから団塊の世代だが、還暦を前に亡くなったのか。この辺もちょっと気にはなる。

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