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書簡に託した『染木煦のミクロネジア紀行』書簡に託した『染木煦のミクロネジア紀行』
染木 煦

求龍堂 2008-04
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この染木煦という人は全く知らなかったのだが、画家で民俗学者としても活躍した人らしい。前に読んだ「南洋の和製ゴーギャン」たちを扱った本にその名前が出ていたのかもしれないが、その企画展に展示するために、遺族がアトリエを整理したところ、この日記が出てきたのだという。版元の求龍堂は美術出版の老舗らしい。戦前戦中は画家として暮らしていた様だが、さすがに戦後は長く私立校で美術教師をしたそうだ。定年後になってから木版画などを手掛け、七十を過ぎてからシルクロードを旅したりして、昭和天皇の前年に生まれ、前年に亡くなった人とのこと。その作品を見るとかなり現代風なのだが、当時の風貌もイマ風な感じ。昭和のこの時代、アーティストにとっては、満洲より南洋の方が魅力的ではあったのだろう。肝心の日記の方は、まあ史料としては貴重なものといったところ。チャモロ人よりカナカ人の方がずる賢いか。実際にどうだったのかは分からんが、モデルの女性に性的魅力を感じた様な記述は見られない。

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