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「米中日外交三国志」という副題だが、基本的に米中関係を考察し、それに日本はどう絡むかという課題を付け加えたもの。著者は日経の人だが、北京支局、政治部、ワシントン支局、ハーバード、そして40代前半にして編集委員というエリートコースの人らしい。春原剛みたいに著作が多い訳ではなく、これが初単行本の様だが、日経の自由学園枠の人なのかな。もう世の中、ブッシュは「過去の人」だし、米中間の実質最大の懸案事項だった「台湾」も人が変わって、「台湾侵攻作戦」もすっかり現実味がなくなってしまったから、「三国志」も色合いがかなり違ってしまったのだが、ここ10年くらいのまとめとして復習すべきものではある。中国をダシにした米国の「ジャパン・パッシング」に一喜一憂していたのでは日本も、もう始まらないし、中国も日米分断工作だけでは、日本を自陣に付けられる程の実力がまだ備わっていないことは重々承知であろう。反日デモに関して、中国政府筋が日本に「米国陰謀説」を流していたとは知らなかったのだが、交渉カードとして使えないものだから、無視する方針が決まっていたのだろう。日経が当時、リークしたのかどうか分からんが、朝日にはなかった様だし、中国も日本の新聞の限界を見くびっていたのかもしれん。最も、童増みたいなカネで買える連中は日本も買ってもいいのかも。「チベット」みたいに中国人にとって「外国の陰謀」が常識になれば、中国人の民心は離れていくというもの。それにしても、オバマの兄がシンセン在住で妻が中国人というカードは中国が使うか、アメリカが使うかで、水面下で激しい工作が繰り広げられているんではないかな。本人はその存在が明るみになってから、音信不通だというが、大丈夫か。

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