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2008年10月19日Sun [01:22] ルーマニア | 本・雑誌 |読書メモ  

ルーマニアを知るための60章

ルーマニアを知るための60章 (エリア・スタディーズ 66)ルーマニアを知るための60章 (エリア・スタディーズ 66)
六鹿 茂夫

明石書店 2007-10
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着々世界制覇に進む「知るための」シリーズ。ブルガリアは「バルカン」で片付けられてしまったのに、ルーマニアは大国扱いか。その辺の明石と見解と編者の見解が一致したのかどうか分からんが、「ルーマニアにはコマネチ、チャウシェスク、ハジの様な世界的有名人がいるが、ブルガリア人で日本で知られているのは琴欧州ただ一人、しかも日本限定」とは可哀そう。たしかに一発変換できるチャウシェスクに対し、ジフコフは自負コフだから完敗だが、ハジより、一応レイソルにもいたことがあるストイチコフの方が日本では有名だろうし、世界的にも格上だ。ハジはルーマニア人ではないなんて記述も気になったが、コマネチも日本ではリアルで「妖精」時代を知っている人より、たけしで知った人の方が多いんではないか。となると、「ヨーグルト」という代名詞を持つブルガリアの方が、首領様のお友達とか、国民的ギャグのネタ元が代名詞のルーマニアよりイメージは上という感じもするが、琴欧州とコマネチでは次元が違いすぎて、どっちが日本文化に貢献しているのかよく分からん。てな話は相変わらず完璧な内容の本なので、どうでもよいのだが、ずっと気になっていたモルドバとハンガリー系のことが整理できて良かった。執筆陣には、みやこうせいとか関口義人といった「文化系」も総動員しているのだが、ブカレスト音大院卒、十和田市立新渡戸記念館館長代理新渡戸常憲というのも気になる。編者もブカレスト大博士とのことだが、これはチャウシェスク時代の話の様で、その辺の思い出話があればもっと良かった。もっとも、エイズとかマンホールのこどもたちの話もないので、そうした過去の遺物より、ルーマニアのイメージアップを第一にしたのかもしれない。ということで、異例にも駐日ルーマニア大使のインタビューまで掲載されているのだが、これが、全然外交官してなくて、もうその辺のオッサンみたいな受け答え。まあそれがルーマニア人の魅力ということなのだろうけど。

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