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2008年02月08日Fri [01:45] サウジアラビア | 本・雑誌 |読書メモ  

不思議探検サウジアラビア 

不思議探検サウジアラビア―砂漠とコーランと王族2万人の国にようこそ不思議探検サウジアラビア―砂漠とコーランと王族2万人の国にようこそ
(2006/12)
郡司 みさお

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この前、同じ様な本を読んだと思ったのだが、こちらはDVD付き。前のはガイドブック色が強かったが、今度の専門のイラストも多く盛り込んだ、生活エッセイといった感じ。発売時期もあまり変わらないので、もしかしたら、先の本からカットされたもので、もう一冊作ったのかもしれない。サウジアラムコの招待取材旅行を素にしたことは前著と同様なのだが、習慣、しきたりの紹介に力を入れており、観光客は増やしたい、でも、文化伝統は維持したいという、サウジ側からの要請があったのかもしれない。サウジ人の高い日本評価とセットになっているので、決して文化押し付けではないことも明確にしようとしている。前著でもそんなことを書いていたのだが、サウジ人の生活水準の高さが日本人にとって、人間関係を築く上で非常にラクだというのは実感がこもっている様に感じた。それは要するに「発展途上国」でイヤな思いをするのは、突き詰めてみればカネの問題ということなのだろう。かつて日本にも外国人はお金持ちという時代があったのだが、サウジ人にとって外国人は貧しい出稼ぎか、自分たちと同等の出稼ぎかに二極化されている様だ。日本に対する評価が高いのは、非西欧の先進国であったり、工業製品の高評価、米国に戦争を挑んだ歴史などにも起因しているのだろうが、日本がサウジに単純労働者の派遣をしたことがないということも大きいのではなかろうか。韓国や中国はその点、サウジ人に出稼ぎ労働者のイメージが払拭できないのもしれない(とはいえ日本と中国、韓国の区別が付く人はそう多くないかも)。さて、おまけのDVDなのだが、つまらんイメージ画像がちらっとだけ。どうせなら本文で紹介されている、鑑賞したサウジ人が涙したという日本サウジ架け橋物語をDVDで付けてくれれば良かったのに。

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