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2007年11月23日Fri [22:20] 東アジア | 本・雑誌 |雑記  

島国根性 大陸根性 半島根性 

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(2007/02)
金 文学

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青春新書を読むのも久しぶりだが、いつの間にか「プレイブックス」の看板を外してたらしい。青春新書が昭和31年創刊とは驚きだが、「プレイブックス・インテリジェンス」になったのも昭和38年とは、雨後のタケノコであるそこいらの新書は敵わない歴史である。とはいえ、あの伝説の(今でもあるのかも知らんが)「ビッグ・トゥモロー」の青春出版だから、佐木隆三なんかが書いてても、どうしてもB級の匂いが漂う。その点、この著者は適役であるのだが、例によって、その居酒屋談義よりも在日朝鮮族の屈折したアイデンティティというところに興味を覚える。朝鮮と中国という二つの文化を背負った民族となると、反日× 2のウルトラ反日とか、民族主義、愛国主義の塊みたいなものを想像してしまう人も多いかと思うが、在日朝鮮族人口はかなりのものがあり、中国、韓国といった「親文化」への反発は意外に強かったりもする。それが親日に結びつくかどうかはさておき、中韓の反日が、その実、民族的優越感を伴ったものであることを経験則から見抜いているところはあると思う。この著者もそうだが、特に韓国に対しては厳しい眼があり、それが韓国人の朝鮮族に対する差別に起因しているとしたら、敵の敵は味方で親日になったり、中国人アイデンティティを強固にするのも無理がないところであろう。この著者の場合、もはや中国も朝鮮という重荷を捨てて、好き勝手に日中韓を論じるというのがいつものパターンなのだが、さすがにもうネタが尽きてきた感じがしないでもない。キスや握手は西洋で発達したが、中国が握手をとりいれ、日本はそうはならなかったというのは、乾いた風土と、湿度が高く相手との距離感を要する風土の違いというのは面白い説である。たしかに中国の南では北ほど握手の習慣はない。この辺の話もどっかから引っ張ってきたのかな。まさか和辻の「風土」ではなかろうが、日中韓読めれば、ネタも簡単には尽きないか。

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