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2021年02月25日Thu [03:54] ドイツ  

愛国とナチの間 



朝日のベルリン支局長だった人らしい。ドイツプロパーというのはもう新聞社には存在しないのだろうが、ドイツに倣ってみたいな言説を採る輩も、もう特派員には起用されない様だ。つまりはもう歴史認識はローカルイシューそれも日中から日韓に縮小した状態なので、ここで愛国とナチの間というタイトルを付けたところで、それはドイツ国内の分断であり、翻って日本はみたいな話にはもうなっていない。著者が意識しているのも日本の右傾化ではなく、トランプ政権後の世界的ナショナリズムの台頭であろう。その原動力が難民の存在であることはヨーロッパでは否定のしようがない。ただ、ドイツはナチスの反省から或いはメルケルのリベラル志向から難民を受け入れているといった言説は検証が必要であると思われる。日本でも自民党側から移民受け入れ議論が出ている通り、ドイツもその国力を維持するには人口も労働力も必要であるという動機は得てして無視される傾向にある。つまりは愛国と移民受け入れは矛盾するものではないのだが、ドイツも日本同様、愛国は長年否定されてきた概念であり、そこにドイツ的なものが含まれるというのは一般的理解であろう。自国の文化は否定されるのに、移民の文化は称揚され、保護されるという不満が生じるのも無理はないと思うが、この辺は国旗国歌が否定され、日本は四季があって好きと言ったらネトウヨ認定される我が国も危うい芽があるのかもしれん。

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