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2021年02月25日Thu [03:32] 中国  

闘う村落 



械闘を日本語にするとそうなるかというタイトルなのだが、このテーマ、結構日本人好みみたいで、阿南友亮や安田峰俊といったディープ中国派の学位論文だったりする。その中でも陸海豊はその激しさを歴史に轟かせており、辛亥革命後、ソヴィエト政権時代、つい10年ほど前には烏坎事件などもあった地。阿南の論文もたしか海陸豊だったと思うが、安田は客家だったかも。私などには密輸の拠点なのだが、中国人は麻薬の供給地というイメージみたいで、要するに中国でも悪名高い地域である。行ったのは一度だけで、当然、身の危険を感じることなどなく、ごく普通の中国地方都市といった感じではあった。ただ械闘はこの地域独特ではなく、広東省の田舎ではどこでもあった話なので、海陸豊がサンプルとして選ばれるのはその激しさというか、外部の記録性にあるかもしれない。この本もキリスト教宣教師の活動についてが大きな部分を占めるのだが、この地域が海道である故、香港や東南アジアに多くの人が流出している。陸海豊ソヴィエト政権は共産党史では重要な一頁であるのだが、海豊県ソヴィエト政権、陸豊県ソヴィエト政権は別々に成立したもので、陸海豊ソヴィエト政権はあくまで便宜上の名称とのこと。何でもこの時代に200人以上の首をはねた有名な死刑執行人がいたそうで、そうしたことも陸海豊の恐ろしイメージに繋がっているのだろう。

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