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2021年01月20日Wed [16:45] 中央アフリカ  

アフリカの森の女たち 



アメリカ人の人類学者による中央アフリカ奥地でのフィールドワーク。ただでさえ、この種の研究書は読みにくいものなのだが、翻訳もので横書き400ページは結構きつかった。同業の人たちにとっては貴重なテキストであるので、そうしたアフリカ文化人類学の有志たちが企画、翻訳したらしい。春風社だが、それでも出版まで、2年くらいかかった様だ。そうした有志のコラムが章間に挿入されているのだが、カメルーンとかコンゴ辺りに入っていた人が多いみたいで、国情もあろうが、中央アアフリカの研究は貴重かもしれん。西アフリカのピグミー、バンツーといった文化園括りではあまり現代国家の国境は関係ないというところなのか。この著者は看護師の出ということだが、セックス関係の話が多いのは、女性という立場から結果的にそうなったのか、そこに焦点をあてていたのかは分らん。ただ、日本の研究者だと、あまり積極的ではないという気もする。その辺、西洋の人類学ではどうなっているのかというのも分らんのだが、ポリネシアの「タブー」研究以来、女性文化人類学者にとって、ある種関門みたいなことになってはいるのだろうか。キリスト教の宣教師を批判している箇所もあるのだが、文化相対主義が自明ではないという点で、ある意味西洋は「発見する側」のハンデを負っているのかもしれん。

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