中公新書の物語シリーズよりライトな路線なのかな。最後は文字通りの観光ガイドで締めだけど、革命にいくまで半分くらいあるし、そこから五月革命までも半分くらいあるので、どちらかというと中世史人向け。ヨーロッパ好きになるか、そうでないかはその辺が分岐点になるのだろうが、王侯貴族話は現代でもイマイチ興味が持てん。エッフェル塔は実はエッフェル自身が建設費を負担したので、代わりに入場料収入を取るというBTO方式の先駆けだったとは知らんかった。エッフェルは最上階に私室を設け、エジソンを招いてもてなしたそうだが、本来は万博後に解体される予定が電波塔や軍事面の利用ができることが分かって、現在に至っているらしい。エッフェルはとっくに入場料で負担分は回収してたんだろうけど、その後も利権は持ち続けたんだろうか。
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