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2020年09月24日Thu [17:07] 中国  

大正デモクラットの精神史 



序章がやたら長いのだが、既述論集なので、そこに力入れんとというのはあるか。中国屋ではなく、社会思想史らしい。大正期日本の社会思想史を紐解くと中国と否応なく結びつくのだが、その時期東洋思想と西洋思想のパラダイムシフトであった。「知識人」が両者のハイブリットであったのもこの時期の特徴であるのだが、中国人の日本留学群から中国の新知識人が生まれていったのもそうした環境の受け皿があってのことではあろう。著者はそうした受け皿が日本のみならず、中国においても機能していたことを示しているのだが、毛沢東の様な留学経験無しの人物も洋書、邦書問わず日本経由の翻訳本から知識を吸収していっている。中国に赴いた日本人教師も2万人に達していたとのことだが、それを可能にしたのは帝国日本の侵略性がプッシュ要因だとしても、日本の知識人のハイブリット性のプル要因が大きかったと思える。

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