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2020年06月06日Sat [01:20] 中国  

銃弾とアヘン



去年の六四30周年に合わせて出たものらしい。今はベルリン在住、国内には入れない様なので、出国前に取材したものか。『中国低層訪談録』に入っている人もいたかもしれん。班忠義とも合流しているみらいなので、あの映画にも出てた人がいたかもしれん。もっとも、映画に出てくるような亡命組活動家リーダーの話はあまり面白くない。やはりこの作家の真骨頂は底辺組の語りであり、出鼻からエロ話になるのも計算されたものであろう。まずは六四を神聖化する「リベラル」の鼻をへし折る必要はある。天安門事件の真相など最早どうでもよく、問題の本質は廖亦武自身も入れられた中国の塀の中に凝縮されている。そこで強烈な思想改造が行われていると思いきや、当然ながらその成果は宣伝に使える人間が何人かいれば事足りる。云わば中国では労改であっても、実社会同様、共産党の権威はタテマエに過ぎない。選ばれない者は劣悪な環境に放置されるだけである。ウイグル人の収容所もおそらくはそんなものであろう。銃弾とアヘンの意味は色々と解釈はあろうが、銃弾が塀の中で、アヘンが塀の外か。塀の中でも塀の外でも生と死も隣り合わせである。

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