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2019年09月14日Sat [18:28] 中国  

中国の領土紛争

中国の領土紛争: 武力行使と妥協の論理
テイラー フレイヴェル
勁草書房
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原著は2008年か。それ以降の尖閣関係などは結論の後にエピローグとして追加されている。ただ、著者の日本語版序文も日付は2015年であり、翻訳が手間取ったのか、尖閣終わったら、ベトナム、フィリピンとコトになったりしたから、時期を待ったのかは分からん。MITの人らしい。中国も海を含め、国境を接するすべての国と領土問題があると言われているが、その前提で言うと、戦争に至ったの稀なケースということになるらしい。ソ連ともインドとも一戦を構えたが、戦争と名の付いているのは中越だけである。もっとも中国はそれも戦争とは認めていないので、中華人民共和国は他国と戦争をしたことがないという理屈も通る訳だが、それ以上に、国境画定交渉という面では世界的にも稀に見る成果をあげた国と言うことはできるのかもしれん。それ故、人民解放軍は実戦力というのも評価しにくくなるのだが、ソ連は無論、インドに関しても当時の国内事情から軍事力で劣っていたという認識があっての撤退であった様だ。朝鮮戦争も台湾も実質撤退であり、ベトナムも事実上敗戦であるからして、抗日戦争神話はその点に於いても欠かせないものではあろう。

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