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Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち
辛島 デイヴィッド
みすず書房
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村上春樹作品の翻訳者群像みたいな話。藤井省三がこれの中国語圏バージョンを書いていたけど、辛島デイヴィッドがそれにインスパイアーされたのかどうかも読んでいるかかどうかも分からん。藤井本の中身詳細は覚えてないのだが、おそらく村上春樹の翻訳は中文よりも英文の方が先であったと思う。講談社インターナショナルがアメリカ人の翻訳家を採用し始めたのは70年代だそうだが、川端や谷崎の次のコンテンツを用意する必要もあった様だ。訳者も戦後世代となり、日本文化というエスニック背景を有することなく、日本語として読みやすい、英語に訳しやすいという点で村上春樹作品が選ばれるのも必然であった様だ。その頃、村上春樹の次に推されていたのが高橋源一郎で、その次が村上龍だったらしい。いずれも「群像」出であるから、当然ではあろうが。訳者とともに英文エディターとして講談社インターナショナルにいたのはハワイ生まれの広東系の人たっだそうで、同性のパートナーが日本で働くことになったので、KIに職を求めたのだという。漢字は読めたとのことで、この辺にも中国語圏との接点はあった様だ。

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