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2019年05月14日Tue [15:12] 東アジア  

陸軍参謀川上操六 



評伝というよりも、戦史もの。分からんけど、吉川弘文館の最近の傾向とは逆ベクトルではないのかな。日清戦争は日本の侵略戦争の第一歩で、台湾も尖閣も盗まれたといった中国正史は中国の反日抑制で迎合する必要も無くなったのだが、代わりに日帝の朝鮮侵略の第一歩という韓国左派から提起される様になってきた。特に東学党関係は民衆の抗日蜂起という「正しい歴史」に合致するので、北朝鮮と韓国の評価が微妙に違っても、日本の左翼学者にとっては迎合する材料にはなっている。そうした史観に本書は批判を加えているのだが、そもそも東学党は正式の軍隊ではないので、戦争の枠組みには入らないとも。この辺は韓国の上海亡命政府が日本に宣戦布告して勝利したという韓国左派の正史とも被るところなのだが、そうした与太話は戦史的には相手にしていないといったところだろうが。

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