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2019年03月31日Sun [04:49] 中東/アラブ  

イスラム教の論理



読んでなかったので読んでみた。まず押さえておきたいのは著者はイスラム思想研究者であって、地域研究者の様に啓蒙を必要としていないこと。偏見誤解を正すといった使命はないので、それがヘイトを誘発するなどいった批判は全く無意味である。異教徒であること自体が誤解なのだから、入信しない者がイスラム教に寄り添うなどというのは偽善どころか神への冒涜にもなろう。非イスラム教徒がイスラム研究を突き詰めるとそういう論理になるということなのだが、その辺を妥協した私イスラム教の味方です的な顔をする学者と矛盾が生ずるのは当然か。山田和はヒンドゥー教徒にとって日本人はアウトカーストであるという事を書いていたのだが、ムスリムにとっての多神教徒とはそういうものではあろう。こうした事実が往々にして無視されるのは寛容の精神や、レイシズムや非対称性の差別といった概念を唯一無二としているからという訳でもなく、人間は妥協の産物であるということか。妥協をしないISにムスリムが反対しないのもある意味妥協であるか。

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