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2019年02月02日Sat [23:58] ヨーロッパ  

多文化主義のゆくえ



カナダの政治哲学者。ハンガリーの中欧大学ナショナリズム研究プログラムの客員教授も務めるとのことで、多文化主義キングのカナダがハンガリーの偏狭的ナショナリズムを斬るみたいなものなのかと思ったのだが、そこまで狭隘なものではなく、総論である。カナダの多文化主義はリベラル主義の帰結ではなく、単にプラグマティズムの表れな様な気もするのだが、リベラルの限界は論じている。カナダの様な国から見れば、ヨーロッパで起こっている現実はリベラル主義の矛盾ではあるとは思うが、移民や難民をマイノリティとして扱わないという点は先住民を抱えるカナダと少数民族集団を抱えるヨーロッパ諸国でも共通認識としてある様だ。日本の自称リベラル主義ではマイノリティによるマジョリティ差別は存在しないという言説がまかり通っているのだが、西洋のリベラル主義では日本でマイノリティとして呼べるのはアイヌだけということになるか。

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