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2019年01月10日Thu [04:56] 米国  

東京裁判「神話」の解体 



移行期の正義の分野にけおる世界的権威というのがどういう位置づけなのか分からんのだが、共著者の日本人も正義関係らしい、共同で書いたのか、翻訳したのか、果ては一人で書いたものなのかは不明。少なくとも一人は日本語で書いたとは思えないので、実質的に日本人の仕事かな。東京裁判神話とされるのは勝者の裁きであり、パル判事の無罪論、といったもので、明らかに右側の言説を批判したものなのだが、特にパル判事についてはボロクソ言っている。パル判事が展開した西洋植民地主義批判が東京裁判とは無関係であるというのが骨子だが、大東亜戦争の名目が西洋の植民地からアジアを解放するという点にあったのなら、パル判事の論点が全く無関係とは言えないだろう。裁かれているのは日本の残虐行為であり、侵略戦争であるというのが勝者の裁きでなくて、平和の対する罪だというのもまた無理がある。ユダヤ系と思しき著者だが、パル判事のホロコーストと原爆投下の同列化が気に入らなかったのか、原爆に関して言及しないのも奇妙ではある。

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