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2018年12月07日Fri [14:28] 中東/アラブ  

限界の現代史 



内藤正典も他社ではそうでもないのだが、集英社新書だと編集の意向に沿った感じのものに仕上げてきているな。なぜか新書は岩波新書より左の集英社だが、この本も反米、反安倍、反西欧といったカラー前面煮出している。かといってイスラームが正義という訳ではないのだが、移民受け入れを巡る欧州の軋轢が単純な左右の二項対立で収まらない現実を伝えようとはしている。その前提として移民か難民なのかという論点があるのだが、日本でもかつて問題になった経済難民、偽装難民という実体を受け入れ派はどう認識するのかというところに収斂されるか。リベラルなドイツ人がそれは難民でなく、移民であると主張することを批判しているのだが、シリア→トルコ→ブルガリア→セルビア→ハンガリー→ドイツという道程で難民という地位が変わらないのかという疑問はある。ドイツに至るまでの通過する国々はなぜ難民を「保護」できないのかというと、経済的事情が国側、難民側双方にあると言わざるを得ない。

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